#政治

「私」と「公」について

ローティの二回目を見た。「公私を混同してはいけない」なぜなら、公と私は交わらないことだから。 具体的には公的な場で私的な心情などを問題にしてはいけない。あくまで公の場での話し合いによって一致することができるはず。つまり「表現の自由」と「嫌な…

「錯視」を扱った授業化

①何が見えますか? 口々に「階段」②どんな階段? 左に上がっている。③そう見えた人?・・・間違いないね。でも、「違う」という人はいる? 天井についている段に見える。④そう見える? 見えないよ。・・この壁をこっち側に持ってくるんだ。・えっ? ・・じゃ…

「偶然性・アイロニー・連帯」ローティ

全く眠れない。 今までは100分de名著の番組を見てからテキストを読んでいた。ところが何気なしに買ったこの本は番組が始まる前に読んでしまった。こんなことは初めて。 面白い。なぜか。自分の経歴そのものだからだ。だいたいこのローティという人をこ…

1月のわくわく図書館

「武器としての市民科学を」木村あや を読んだ。一回読んだだけでは分からない。二回読んだらとてもよくわかった。そして、このような学びは応用が利く。参加している人たちは自分の活動にどんな応用が利くのか考えながら学んでいる。「市民の不安をなぜ揶揄…

三つのC(ケアのはたらき)

この時期は、毎年東海北陸地区セミナーに参加していたのだけど、今年は母たちのこともあり行くのをあきらめていた。ところが、能登で大地震があり、北陸の多くの地域の方々が被災をされ、現地(富山)での開催ができなくなって急遽のオンライン開催になった…

100分de宗教論

二日は忙しくて見えなかったので、NHK+で見た。(9日までは大丈夫)1.5倍速ではなく、等速でしかも二回見た。二回目はメモを取りながら。(止めてメモしていたから何回も)メモはA47枚。 宗教から見た日本の近代化の歴史私たちにとって宗教とは何か 近代…

オタクと凡夫 モリス・バーマン

たまたまNHK+を見ていたら、バーマンのインタビューがあったので見た。 これがなかなか面白い。1945年以来日本は米国の精神的植民地となっている。つまり、米国と同じ消費社会になっている。(アメリカ型資本主義)これは幸福とはお金と財産を獲得する…

森家文書のスキャン

時間ができたので、古文書をスキャンした。この方法だと写真でスキャンできるので原本を丁寧に扱える。 森家文書のうち、「白山禅頂御本地垂迹之由来伝記」と「指取替申済口証文事」 これは読みやすいけど意味がわからない。 これは三か村の井の洞山の山論の…

檻の中のライオン 憲法って何だろう

市民センターで講演があった。 最初の問いに注目。「憲法というルールを守らないといけないのは誰?」その答えは日本国憲法第99条にちゃんと書いてある。 憲法前文ではなく、99条から入るのに感心した。次の問いも興味深い。憲法の再々入門の話だった。 …

自治とコモンを取り戻せ

わくわく図書館があった。今回読んでいる本は『コモンの「自治論」』の一回目。 次のような調査がある。驚きの結果だ。 日本財団「18歳意識調査」第20回 テーマ:「国や社会に対する意識」(9カ国調査) | 日本財団 (nippon-foundation.or.jp) これを見ると…

「相対主義」と「普遍主義」の問題

『「みんな違ってみんないい」のか?』 山口裕之著を読み始めた。とても刺激的で面白い。この本の特徴は、強調したいところを太字にしてあること。 私は、「正しさは人それぞれ」でも「真実は一つ」でもなく、人間の生物学的特性を前提としながら、人間と世…

人口減少社会における地域のあり方について

人口減少社会における地域のあり方について これを書いた時点では、人口減少社会を意識しなかったけど、だからこそ、農村部に人口を集中させなければならない。このレジメを1日に「一覧」と一緒に市長にお渡しした。見て下さったかしら。 この図式の大事さを…

民主主義のスキル

民主主義は理念ではない。民主主義はスキルだ。スキルだからこそ身につけなければ実践ができない。 と改めて感じたのは会議に参加したから。若い先生方の抑圧された状況を知るにつけて、それは社会の有様を反映していると感じたからだ。 「こういう組織の仕…

「コスパ思考」から「回り道思考」へ

二か月ぶりのわくわく図書館。久しぶりで一日中緊張していた。今度はみんなで一冊の本を読もうということで、急いでその本を読んだ。ずっと前に買ったのだけど少し読んだだけで止まっていたのが最後まで読めた。 「ゼロからの『資本論』」斎藤幸平著 最初に…

オートポイエーシスと回り道

河本さんの話を聞いていて一番心に残ったところは、解決に直接向かうのではなく自分自身の中に多様な選択肢を開くことが大事であるということ。 図にすると この「病気」や「健康」には様々なコトが代入できる。 これは相手を理解しようとすることの破綻も示…

政治と歴史

こんな記事を読んだ。最近の政治の動向がよくわかる。どうしてこうなってしまったんだろうと思う。 gendai.media gendai.media

市民の運動って何だろう

友人から教えてもらった運動論がとても面白い。(組織論ではない) 日高六郎が、1973年の論考「市民と市民運動」(『岩波講座現代 都市政策2 市民参加』岩波書店)のなかで、その特徴を次のように整理しています。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー…

「老人と海」

オンラインでの東海・北陸地区セミナー「鷲見氏・鷲見郷一覧」の編集会議教え子からのヘルプの電話いろいろあった一日だったので、疲れ果てて夕食はインスタントラーメン。 放送大学でヘミングウエイの「老人と海」の読み取りをしていた。ふと、これも「回り…

六にんの男たち

六にんの男たち――なぜ 戦争をするのか? デイビッド=マッキー 作 / 中村こうぞう 訳 むかし、六にんの 男たちが いました。 男たちは、へいわに はたらいて くらすことのできる 土地を もとめて、 ながいあいだ、あるきつづけていました。 ながいこと さがし…

構想力と目的合理性

二つの言葉を記録しておく。 『日本人として民主主義をどう鍛えるのか、どれだけ主体的な構想力を持って世界に向き合うのか。この国の知の再武装が問われているのです。』 『われわれは何のために力を養い、行使するのか。対抗する過程で相手に似てこないか…

聞くこと・知識について

台湾の超天才が「視点を偏らせない」思考を これ面白い。オードリー・タン氏へのインタビュー 「多重視点というエンパシー」について このように、自分の中にさまざまな視点を積極的に取り込むと、ものごとをより深く理解できるようになり、当然ながら知識も増…

郡上市地球温暖化対策実行計画協議会「第2回目」の準備

やっと二回目の案内が届いた。12月16日にある。これまで学んだことを一応まとめておく。 「人新世の資本論」「コモン」と「アソシエーション」の三角形労働者協同組合法SDGsは大衆のアヘン?「郡上エネルギー」の仕組みについてCO2排出を実質ゼロ…

「投票はあなたの声」

今日は病院へ行ってから、孫を保育園に迎えに行き、その後一緒に遊んだ。夜はオンラインミーティング。 そこでこんなビデオがあるよと教えてもらってさっそく見た。たった3分半だけど中身の濃い映像だ。自分の考えで意見を表明している。能動態でも受動態で…

衆議院選挙の投票

昨夜は個人演説会に参加し、話を聞いてきた。 経済の問題はややこしくて簡単には理解できないし、これからの日本の道も簡単にはわからない。安全保障は問題だらけだ。しかし、一つだけ言えることがある。それは倫理の問題だ。特に政府の倫理的な問題。つまり…

地球温暖化

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人の心理と煩悩(フリー・ライダー)

私の煩悩は涯底なし。 ここにすぐに試せる面白い実験がある。 「ゲームをする人とゲームを進める人がいる。 ゲームをする人は、手元に1000円持っている。 その元手からいくらかを提出する。 ゲームを進める人は、その合計を出して二倍してから参加者に等…

スーパーマンの矛盾(悩み)

病院の待合時間はいつもなら読書の時間だけど、今回はA4の裏にメモをすることに取った。書いてはしばらく考え、また思いついたら書くというように。だからテーマはあちこちに飛ぶ。 今回思いついたメモの一つ「スーパーマンの矛盾」 ある時、二か所で同時…

内閣支持率について

何だか半島の方がきな臭くなってきた。 トランプとジョンウンの駆け引きがどっちへ転ぶのか そんな危うさがある。 ところで、 今みんなが不思議に思っていることは次のことだろう。 この場合のみんなというのは私のことだが。 17年4月3日 安倍政治に反対が多…

私たち類的存在として

きく耳をもつこと ゆうじょうを深め会うこと うまが合わなくてもよく話し合うこと じぶんの国のことだけ考えないこと よその国へ行って武力を使わないこと うそをついて戦争しないこと

新しい民主主義の形

戦争法案(安保関連法案)についての様々な運動を見ていて、 その中に新しい民主主義の形を見い出すように心がけている。 この対談が面白かった。 記録しておこうと思う。 小林よしのり(マンガ家)×奥田愛基(SEALDs)――「対話」 違憲の異なるものが、お互…