#科学

フェルマー点とシュタイナー点

昨日は永代経。朝から花を生けたり、準備をしたりで忙しかった。ただ、コロナ以前は午前と午後もやっていて、お斎まで用意していたので、それと比べればずっと楽になった。が、楽な方へは簡単に流れる。 とてもブログを書く暇がなかった。だけど、ここ一か月…

「脳の話」

昔、時実利彦氏の「脳の話」という本を読んだ覚えがある。大脳前頭葉の働きの大事さを強調していたと思うが、「パブロフの犬の話」はこの本で知ったような気がする。根が単純なので、ここから入力と出力のブラックボックスの概念に行くのは自然だった。とこ…

プロジェクションを私の世界に位置づける

「プロジェクション」とは何か簡単に言うと、あるモノをみることは、そのモノから出る情報を入力するだけでなく、その意味を探って得た形象を再びそのモノに投射し、そのモノを新たなモノに変化させることである。もちろんこのプロジェクションは繰り返され…

プロジェクションという心の働き

ここの所、毎日プロジェクションについて考えている。この概念がひきつける理由は①〔(情報)入力 ⇨ 脳 ⇨ 出力(行動)〕という単純なBBモデルに変わるもの②オートポイエーシスのフィードバックよりもイメージしやすい③私の「学び」をより表現している(表…

宇宙の人間原理の理由

この宇宙は自分自身を究明するために生命体を創り出したとしか思えない。 このことがずっと疑問だった。昔「人間原理」というものがあることを知った。これを突き詰めると、「インテリジェント・デザイン」の考え方に行きつく。でも、「じゃあそれ(神・創造…

アルゴリズム体操

一日忙しかった。最後は疲れ果てたけど夜はいつまでも眠れなかった。 「問題」について考えている。ある問題に取り組もうと思うのは偶然ということは、以前書いた。 ①まず面白い問題として取り組むかどうか。②その問題はいつか解けると考えて取り組む方略③仮…

「奇跡の脳」と右脳と左脳

「軌跡の脳」ジル・ボルト・テイラー著という本は竹内薫氏の本(年をとると一年が早くなるのはなぜか)によって知った。その本で印象に残ったのは「ヨガの精神状態」と「時間を感じる脳」のことだった。ヨガをやっていると身体を感じる。手の平の向きだけで…

九点円を拡張せよ!

ここ数日図形が頭の中を占めて他のことを考えられなくなっていた。おまけにすぐに眠くなる。 以前やったことがどうも気にかかっていたのだ。その概念「直極点楕円」から「傍接楕円の問題」と「直極点から直線を求める問題」が解けるのではないかと思って始め…

「人間の精神」と「自然の真理」

パースは「人間の精神」と「自然の真理」の親近性についても述べている。 「人間の精神」と「自然の真理」には不断の相互作用がある「人間の精神」は「自然の諸法則」に適応していく「人間の精神」は「自然の諸法則」によって形成され発展してたきたものだか…

「デカルト」と「アブダクション」について

鉄パイプを大量に持って行ってもらうことにした。雪が少ないので、鉄の盆栽台も出せそうである。朝雪が降らないうちにと思ってストーブと盆栽台と薪を一輪車で運んだ。運び終わったら雪が積もり出した。 今晩からローティ『偶然性・アイロニー・連帯』が始ま…

「GeoGebraで遊ぶ」中学生

久しぶりに「数学セミナー」を買った。というのは「中の定理」が出ていると知ったから。読んでみると中洋貴さんは中学校へ入学した時からGeoGebraで遊んでいたという。ある日オイラー線を描こうとして垂直二等分線で外心を垂線で垂心を引いた。その図をじっ…

1月のわくわく図書館

「武器としての市民科学を」木村あや を読んだ。一回読んだだけでは分からない。二回読んだらとてもよくわかった。そして、このような学びは応用が利く。参加している人たちは自分の活動にどんな応用が利くのか考えながら学んでいる。「市民の不安をなぜ揶揄…

メビウス・カライドサイクル

これは面白そうだと感じて作ってみた。作ってわかったけど、カライドサイクルをメビウスにするとしっかりと固定される。固定されているのに回転は自由なのだ。これはいろいろな応用ができそう。 こういうのはとても面白いと思う。遊びに近い。(これは最大の…

「コリオリの力」

ふと「コリオリの力」をGeoGebraで表現したらどうなるんだろうと思いついてやってしまった。 フーコーの振り子は地球の自転を証明するものだった。この振り子は北極だと一日で一回転する。(他の場所だとどうなるのだろう?)所が赤道だと回転しない。急に変…

宗教と科学・・・霊性

たまたまこのビデオを見ていたら、面白い考え方に出会った。 一番最後1時間11分後から登場する中島隆博氏の話。 宗教と科学を考えるヒントになる。ペットボトルの喩え(one of themから「このモノ」へ)と、たまることで変容していく人のあり方(アレルゲ…

科学における「正しい事実」は、

いろいろありすぎて時間が足りない。いつもは相手がいないから一杯書きまくるのだけど、いろいろ喋りまくっている。 人間の老いるという悲しみはどう考えればいいのだろうか。出来たことができなくなる悲しみはどうしたらいいのだろうか。出来たと喜ぶ孫の喜…

行動と経験

「科学」と「生活」の違いは何だろう。科学の威力は生活を変えている。でも科学ですべてが説明できるわけではない。念仏者として科学をすべて肯定できるわけでもない。それに例の「絶対世界の有様を語る神秘的な狂信主義」もある。ヴァレラはこれを「行動と…

「フィードバックするBB」から「オートポイエーシス」へ

機械には入力と出力がある。図で表すとこのようなブラックボックスとなる。 これは分かり易いモデルなので授業で使ってきた。このモデルに「私」を書き込むとこのようになる。 外界にある仕組みをBB(モデル)ととらえると、観察し実験するという科学でや…

絶対世界の有様を語る神秘的な狂信主義

『人工知能と宗教』を読んでいる。 人間は身体をもって生きることをつうじて、環境世界から自分にとって意味(価値)があるものを選びとり、自分の世界を構成しつづけているのです。このように、環境世界はつねに流動的で無限に転変していくものです。 「自…

「シュミレーション学習」について

5日前に書いた「シュミレーション学習」について、いろいろ確かめていたら大体の構想が見えてきた。 発端は、「AIの学習」と「人間の学習」はどれくらい違うのかを明らかにすること。具体的には「ChatGPTを私がどう理解するのか」ということ。そのためにプ…

利他・煩悩・コモン・テクノロジー

世間はいろいろ変化している。 斎藤さんや中島さんの言いたいことは、人間はどうしようもない↝弱い存在↝だからこそ連帯できる↝アソシエーションをつくることでより能力を発展できる↝悪い面を抑え、良い面を発揮していくことで不完全なシステムを改善していく…

天気図の見方

この二日ほど、二時ごろに目が覚めてしまって眠れない。それでこんなことをやっている。earth :: 地球の風、天気、海の状況地図 (nullschool.net)> 気象庁 | 天気図 (jma.go.jp)"> 雨雲レーダー(実況)(旧:雨雲の動き) - 日本気象協会 tenki.jp> これらを同時…

科学と宗教

実は私は宗教と科学はそんなに違うものではないと思っている。でも、宗教を非科学ととらえたり、科学が真理だととらえたりする人が多い。さらに科学が世間に与える影響と宗教が世間に与える影響はどちらが良いか悪いかという問題ではないと思っている。それ…

最後の講義

このビデオを見た。 最後の講義「物理学者 村山斉」 - #最後の講義 - NHKプラス 久しぶりにゆったりした一日だった。「鷲見氏・鷲見郷一覧」の編集作業を鷲見さんと二人で行い、その後このビデオを見た。面白さを希求する好奇心! どうやら根元的な疑問を探…

「わかる」ためのものさし

わたしたちは現在、「わかっている」という言葉で、そもそも何を言おうとしているのかという問いに、何らかの答えをもっているだろうか。いかなる答えも、もっていない。だからこそ「わかること」の意味への問いを、新たに設定する必要がある。 これはハイデ…

科学的概念と生活的概念

最近ヴィゴツキーの「思考と言語」を読んでいる。でも、理解できない。文章が理解できない。何よりも具体的なイメージができない。しかも、ヴィゴツキーが様々な説(特にピアジェ)を批判しているので、その批判と彼が言いたいことの区別がわからなくなるの…

三木における科学

例によって図にしてみる。 ← 個別化・帰納 ←特殊・部分・一 ⇆ 概念 ⇆ 判断 ⇆ 推理 ⇆ 一般・全体・多 → 一般化・演繹 → 個別性は特殊性と一般性との統一である。図の個別化は特殊化の方がいいかもしれない。三木のとらえる帰納と演繹は逆のような気がする。ま…

わくわく図書館で三木清を紹介

昨日は一日かけて台風14号の対策をした。トマトのビニールハウスを取り外した。今までミニトマトを食べさせてもらったことを感謝しながら。 二か月ぶりのオンライン「わくわく図書館」三木清を紹介した。 青空文庫 三木 清 (公開中:33) なぜ三木清を読も…

『暗黙知の次元』について

ウクライナ侵攻に心をざわつかせながら、3回目のワクチンを打った。 ざわつくのは、いろいろな意見が飛び交うからだ。そして何が起きるのかわからない不安からだ。プーチンの動向と影響に依存している世界は嫌だ。その声を上げるしかない。 ここのところ取…

台風9号と里芋の葉

台風9号のために遮光カーテンとすだれを外し、飛びそうなものを片付けた。幸いに風はひどくなかった。いろいろ片付けていると、やらなければならないことが見つかってくる。 白鳥町史資料編を買った。3500円長龍寺文書を調べるため。 大きな収穫は承久…