2014-10-01から1ヶ月間の記事一覧

生きるための浄土

メタモルフォーシス 坪庭で作った前回の○△□をメタモルフォーゼしてみた。 無意識にらせんを描いてしまっていた。それが羽のように見える。 でも、これは最初から構想するよりもはるかに簡単である。 昨日のプチ法話は、内容については準備をせずに行った。 …

「合理的な神秘主義」

安冨さんの講座のビデオを見ている。 http://iwj.co.jp/wj/open/archives/39444 「森嶋通夫の人間観に学ぶ」 ここで、印象的だったのが、「合理的な神秘主義」。 親鸞さんの言葉でいうと、「無上仏は言葉も形も絶えたり」。 ものごとの起こるところは不可思…

「綿虫の棺につきて」

今年初めて雪虫を見た。 綿虫の棺につきて父と母 この虫を見ると、いつもこの俳句を思い出す。 今年は飛んでいる雪虫を写すことに挑戦してみた。 ほとんど失敗したが、偶然写っているのがあった。

親鸞さんの現代的なとらえ方

極めて個人的な経験であるが、親鸞さんの現代的なとらえ方がわかったような気がする。 今の私にとって必要だから現代的。 思考が3日ほど続いているからわかったような気がする。 しかも、この思考は止まらないようだ。 ただ、表現するのに困っている。 きっ…

「そのままのおたすけ」と抑圧

「そのままのおたすけ」と言われる。 「このままですか」と答えて、「そのままじゃ」と言われたという。 煩悩を持ち、罪を重ねる私の自覚と、だからこそ救わずにはいられない仏の慈悲。 その時の私の自覚はどうなっているのか。 その自覚をどう表現したらい…

アリス・ミラーの「才能ある子のドラマ」を読んで

アリス・ミラーの「才能ある子のドラマ」を読んだ。 以前から持っていた疑問、 「民主的なワイマール共和国憲法のもとで、なぜナチスが台頭したのか?」 天文学的な賠償金を支払うために、政府は通貨を増産させ、賠償金を支払う。 しかし、帝政期の、軍事費…

道と路

欧米人に「みち」のイメージを聞くと、分かれ道をイメージするという。 人生の道はいろいろあって、あの分かれ道でどちらに行ったのかでその後の人生が異なる。 どうやら、「みち」は人生をみちびく路線のようなものであるらしい。 漢字には「みち」に対応す…

民俗学の聞き書きについて

筑波大学の学生が訪ねてきた。 報恩講のことをいろいろ話した。 若い人たちと語り合うことは楽しい。 語りながら聞きながらイメージが広がってくる。 民俗学の調査だという。 何を調べるのか。それはいつのことか。昔のことか今のことか。 聞き取りとは何か…

「共在的他者」

自己肯定感 「ダメなところ、弱いところを含めて、自分の存在まるごとを肯定する」 それができるのはなぜか? 「共在的他者」がいることである。 ありのままの自分・矛盾している自分を見つめることは、とても苦しいことである。 『「私がここにいる」ことを…

「私とあなた」の関係と「私とそれ」の関係

子どもを管理の対象と見なす関係は、 子どもを自分の意思に従うもの、自分の所有物と見なす。 この関係をブーバーは、「私とそれ」の関係と言った。 この「それ」の他者は、支配や操作や認識の対象(それ)として他者である。 子どもを私物化する関係である…

「民主主義を学習する」ガート・ピースタ著

「民主主義というのは、差異から学習することであり、 私たちが異なる他者とともに生きることを学習することである。 まさにこうした理由によって民主主義は、人生からのみ学習することができるのである。」 「民主主義を学習する」より ここで示される「民…

「自尊感情」「自己肯定感」

論文「子どものケアと自治と教育」には本文だけでなく、注が6ページもある。 この注がとても面白い。 それぞれの論のよって立つ文献が、その要約と一緒に書かれている。 著者がその本をどう読んだのかということがわかる。 その中に、「自尊感情」「自己肯…

『民主主義を「民主化」する』

台風が直撃したが、大したことはなかった。 マスコミが言っているのとの違いが気になってくる。 いずれにしても、どうなるかわからないので準備はする。 ここの所一つの論文を何回も読んでいる。 「子どものケアと自治と教育」 いつものことだが、そこに出て…

ワークショップと月食と天王星

昨日は、郡上特別支援学校でワークショップ。 「幸せの数字合わせ」と「オリガミ六角形の絵」をやった。 数字合わせは1から5までできた。6をやった子も2・3人いた オリガミ六角形の方は時間が足りなかったが、作品発表まで行うことができた。 11月の…

信楽俊麿師と「報恩念仏」

ゼミの集まりが岐阜市であり、1年ぶりに恩師と奥さまとゼミ仲間と語りあった。 今までは、自分のことばかりしゃべっていたが、今回は、いろいろな人の話を聞くことが楽しかった。 話を聞くと、なるほどそうだったのかと思う。 今までつながらなかったことが…

「方便論的個人主義」

「阿弥陀仏が五劫もの間思いをめぐらしてたてられた本願をよくよく考えてみると、 それはただ、この親鸞一人をお救いくださるためであった。 思えば、このわたしはそれほどに重い罪を背負う身であったのに、 救おうと思い立ってくださった阿弥陀仏の本願の、…

学童疎開をした理由は?!

戦時中の学童疎開は、「児童の生命安全のため」に行ったと思っていた。 ところが、国会で通った学童疎開の政策の目的は違っていた。 文部大臣が表明したのは、「将来の兵力の温存のために」であった。 だから、国が疎開のための費用を出し、計画を立てたのだ…

満蒙開拓平和記念館

いつの間にやら10月になってしまった。 9月29日に郡上一揆の会の旅で、長野県の阿智村の満蒙開拓平和記念館を訪ねた。 途中、御嶽の噴煙が見えた。 館の方に、丁寧な解説をしていただき、いろいろなことを考えることができた。 私にとって考えるとは疑…