2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「界」はさかいという

「涅槃界」といふは無明のまどひをひるがへして、無上涅槃のさとりをひらくなり。 「界」はさかひといふ、さとりをひらくさかひなり。 唯信鈔文意 愚禿親鸞 涅槃界は浄土のことである。 とすると、浄土はさかいということになる。 さかいにはいろいろな意味…

紙(反射光)とディスプレイ(透過光)の違い

私は昔から、内容が難しいものは紙に印刷して線をひいたり書き込みをしながら読んできた。 つまり紙派である。パソコン歴は長いが、それはほとんど書くためだけに使っている。 それはなぜなのかと考えたことがある。 (1)デスプレイの方は書き込みができず、…

「スクールカースト」について

「スクールカースト」という言葉がある。 35歳の高校生(だったか)を見ていてそこに出てきた。 クラスの中に、生徒同士のランク付けがあることを示している。 このランク付けは、流動的か固定的か? 誰がランク付けをするのか? どういう基準があるのか?…

東京の高層ビル

東京は立体的な都市である。平面だけでなく上にも下にも展開されている。 高層ビルは外から見上げると摩天楼だが、逆に下を見るとこのようになっている。 カメラで撮ると下の方が見えない。 それが東京という空間を示しているような気がする。 ここにどれだ…

真岡市高田専修寺訪問記

栃木の高田専修寺の御影堂。 埼玉から栃木までわざわざ車で案内していただいた。 真岡市の高田にある専修寺。 親鸞さんは関東で20年の布教生活をおくられる。 それは草庵に住まれての家族と一緒の生活だった。 後半10年ほどで寺院を建立される。 それが…

亀の甲羅はあばら骨の変形

以前、すっぽんの甲羅をもらった。興味深くてよく見ていたら、すっぽんの甲羅は背骨と肋骨が合体したものだと感じた。写真の突き出ているところは肋骨。 その時、人間の肋骨が身体全体を覆ってしまい、肋骨の間をふさいだのが亀で、人間も亀もそんなに変わ…

はまぐりの数学更新「長方形を正方形に」

4月以来、「はまぐりの数学」を更新していませんでした。 テーマは持っているのですが、書く暇がないというか・・・。 久しぶりに一気に書くことができたので紹介します。 以前、デュードニーの「カンタベリーパズル」の一般化を考えていて、 長方形を分割…

「湾曲した炭素ナノ分子」

中日新聞を見ていたら、一面のトップに「湾曲炭素ナノ分子」という見出しで、炭素ナノ分子(フラーレン、カーボンナノチューブ、グラフェンに次ぐ)の第四の炭素ナノ分子をの合成に成功したと出ていた。 これはいずれは合成されるだろうと思っていたので興奮…

ドラえもんの竹コプター

本屋へ行ったら売っていて、買わねばと思ってしまった。 ドラえもんが空を飛ぶ。 電源は手回しの発電機。 まずは動画を見てほしい。あっという間に終わるのでよく目を凝らして。 doraemontakekoputar こういうモノに昔から目が無かった。 そして、子どもたち…

数学教育・8月号

明治図書の「数学教育」8月号に原稿を書いた。 今日発売でこれはその宣伝。 http://www.meijitosho.co.jp/detail/05670 テーマは「キャプテンキッドの暗号を解こう」 エドガー・アラン・ポーの小説「黄金虫」のなかに出てくる暗号を解読する授業である。 授…

朝井リョウ著「何者」

朝井リョウの「何者」を読んだ。 友人に勧められたことと、若い人が何を考えているのか興味があったからだ。 いつもは小説を読むのに遅くて5日ぐらいかかるが、2日で読んでしまった。 実は最初、ツイッターでの自己紹介やつぶやきが理解できなくて、慣れる…

みかえり阿弥陀

仏様との出会いはメンタルなもので、私たち凡夫は見ることも聴くこともできない。 色も形も無い法性法身だからだが、そもそも見えたらはたらきが無くなる。 そうはいっても、凡夫にもわかるように姿を現したもうたのが方便法身。 いつもそういって仏壇の燈…

姪の働いている店

アッという間に7月になってしまいました。 先日、一泊で本山の聞法会館に泊り、晨朝のお勤めや夜の法話会に出てきました。 久しぶりの本山でした。 最大の目的は、姪の勤め先を訪問し激励するためでしたが、 ついでに見たいものがあったので訪ねました。 一…