東京の高層ビル

東京は立体的な都市である。平面だけでなく上にも下にも展開されている。
高層ビルは外から見上げると摩天楼だが、逆に下を見るとこのようになっている。
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カメラで撮ると下の方が見えない。
それが東京という空間を示しているような気がする。
 
ここにどれだけの人がいるのかもわからない。
二次元では何千人の人が同じ場所にいるにもかかわらず、
三次元になると異なった位置にいる。
ねじれや平行の位置関係になってしまう。
エレベーターのことを考えると無限に平行な位置関係になっている。
電車の中で出会っているのにすれ違っている。
 
出会わない不思議さは悲しみだと言った写真家がいた。
東京は不思議な空間である。