2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

大峯顕師の「後生の一大事を心にかけて」

大峯顕師を知ったのは、新聞の俳句欄。 俳句は単なる言葉ではなく宇宙からの呼びかけであるというようなことが書いてあって、これって念仏と同じだなと思って、検索したらYouTubeにビデオがあったので見たらとても面白く、芭蕉の桜の俳句の解説になるほどと…

プチ法話会と同窓会

午前中、仕事をしていて、滑って転んでけがをする。 けがはかなりのもの。 バンドエイドで止血したけど、どうなることやら。 プチ法話会では、研修旅行で三寺参りのいわれを話した。 例によって、質問やら意見が出てここからが面白かった。 どうやら、こうい…

仏教と科学と哲学

レンマの論理を根底から調べてみようと思っている。 中村元先生と佐藤文隆先生の対談があったので見た。 真ん中より少し後に、中村先生が仏教の論理学「因明」について説明をして、形式論理学では「Aか¬Aかどちらか」でどちらでもあったら誤謬であるとな…

牛乳パックで作った椅子・ローマ教皇

牛乳パックの中に新聞紙を詰めて補強して子ども用の椅子を作った。なかなか丈夫である。ご飯を食べる時にこれに座って食べて欲しい。 後は、パートナーがコッシ―の顔を作る。 ローマ教皇フランシスコの演説 同じ宗教者として心から賛同し、同じ道を歩みたい…

郡上組総代会の研修旅行(三寺参り)

飛騨古川の三寺参りというと、「あゝ野麦峠」を思い出す。着飾った糸引きの女工たちが雪の中お寺に参るシーンが浮かんでくる。 それは1月15日で親鸞聖人の命日の前夜。幼い頃に騒いでいると、「今夜は親鸞さまが苦しんでいなさるから静かにせにゃだしかん…

即非の論理

西田哲学の核は「絶対矛盾的自己同一」という論理。鈴木大拙師の大乗仏教の「即非の論理」を深めたもの。 即非の論理とは、「Aは¬Aである。故にAはAである。」という論理。例えば、生は生ではない。故に生は生である。(善と悪や、有と無も同じ) これ…

焚き付けを作る

昨日は義兄の持ってきた木を電動ノコで切って、焚き付けにした。これが午前中いっぱいかかった。 ついでに庭の枯れた木も切った。20年近く前に植えた金木犀だけど、枯れてしまってはやむえない。葉が出なくなってからも2年ほどもしかしたらと思ってそのま…

サロンと理事会と華厳経

昨日は中西のサロン、夜は縁の理事会があった。 この頃サロンをやるのが楽しい。皆さんが前向きで、一生懸命に取り組まれるからだ。終わってから「来年も希望を出します」とうれしい言葉。と同時に、体操の詳しい説明やら、体操ばかりはみんな嫌がるというこ…

往相と還相の円環運動

以前考察した「差別と多様性と同一化」の所で、次のような縁起図を描くことができることに気がついた。 この矢印は円環運動をする。どちらから出てどちらへ還るのか。プラトンは右(イデアの世界)から時計回りに、親鸞さんは左(煩悩具足の凡夫)から時計回…

仏教とギリシャ思想の対話

レンマの論理とロゴスの論理の対比はインド思想とギリシャ思想の対比である。 仏像がガンダーラから起こったように、美術においてギリシャ思想と仏教は相互に影響を与えてきた。 そして、思想的にも交流があり、この交流(対話)によってレンマの論理がより…

絶対無の形而上学

呼応関係(神性) ←→ 人間[我性・我執] ↓ 本来的自己の実現 この( )の中に(仏性)を入れ、[ ]に[我執・煩悩]を入れると道元さん。 同様に、(無上仏)[無明・煩悩具足の凡夫]を入れると親鸞さん。 ちなみに最初の図はエックハルト。 この図が面白…

同窓会で鶏足寺へ

年賀状の季節がやってきた。今年はできるだけ絞り込もうと思っている。喪中のハガキが何枚も届いている。その中に友人のパートナーが亡くなったというハガキがあった。連絡をとったが何と言って良いのかわからない。寂しいね悲しいねとしか言えなかった。 同…

レンマとロゴスの対比

レンマ的論理を使っていろいろ考察して来たけど、ロゴス的論理とどう違うんだろうか。そんなことを調べてみたくなって対比してみた。この対比は、ロゴス的だけど、対立させるのでなく差異を考察するのはレンマ的。 レンマ的思想 ロゴス的思想 東洋・中洋(森…

なごみ法話会、子育て・教育の集い

昨日はなごみ法話会 カメムシ→綿虫→後出しジャンケン→鈴木大拙→西田幾多郎→名号 とつながる話をした。全て主語と目的語を入れ替えるという話。そして、学び・遊び・営みをつなげるには出会いが大事なこと笑い泣き怒ることを大事にしようというようなことを話…

宮川五平次畧傳

石川県立図書館の許可書が昨日届いた。 資料名「宮川五平次畧傳」石川県立図書館 田中文庫所蔵 宮川五平次については「はまぐりの数学」153、美濃・飛騨の国の和算の歴史 ・・算額の問題に挑戦しよう(2014.8) 「宮川孟弼」について 仮字格便覧 / …

面白いときゃあなたと二人

法事で民謡の好きな方と出会った。 その時教えていただいた唄。「めでた」のメロディで唄う。 面白いときゃ あなたと二人よ苦労するときゃ わしゃ一人で よく言われるのが逆で「苦労するときゃ二人」。そうだよな、楽しいときにこそ二人だよな、と思って、箸…

レンマの論理に関するサイトの紹介

昨日は草刈りをした。電動の草刈り機だけど30分はもつ。動かすのもけっこうしんどいのでこれで十分である。 今まで手で鎌を使ってやっていたけど大変だった。これで、やれる範囲がぐっと広がった。さて、レンマの論理に関わるサイトをメモしておく。これは…

起承転結とレンマと善悪

次の対比は面白いと思う。レンマの論理と起承転結の対比。 (1) A (肯定) ⇔ 起(2) ¬A¬A¬(否定) ⇔ 承(3) Aでもなく¬Aでもない (肯定でもなく否定でもない)⇔ 転(4) Aでもあり¬Aでもある (肯定でもあり否定でもある)⇔ 結 元々、テトラレンマ(龍樹の…

草刈り機と煙突掃除の道具

電動の草刈り機を買った。つれあいが夢中になって草を刈っている。とても簡単だし、30分ぐらい持つ。今までは鎌を使って切っていたし、芝は重い芝刈り機をウンウン言いながら押していた。この草刈り機なら芝刈り機の代わりにもなる。これは安いしとても便…

「日本的霊性」

鈴木大拙館でこの本を買ってきた。 どうやらレンマの思想と関連がありそう。目次を見ると(1)鎌倉時代にこの霊性が顕現したこと(2)法然上人と念仏称名(3)妙好人 となっている。「日本的霊性」の例として妙好人をあげていると思う。この霊性は戦争の反省から生…

金沢へ

息子の家族と一緒に金沢へ行った。孫と一緒に過ごせたのが一番うれしかった。次は県立図書館で宮川五平治の略伝を見たこと。そして鈴木大拙館と西田幾多郎記念館を訪ねたこと。略伝はまだ図書館の許可がおりていないので、写真を紹介できない。大拙館はほと…

レンマの論理とイメージ

法話では論理を前面に出すと、誰も聞いてくれない。それは論理には感情が無いと感じられ、「有難いと」思われないからだと思う。だからレンマの最後のテーマは「イメージと生命の論理」にしようと思っていたけど、これは私の理解を超えているのでやめよう。 …

弁証法とレンマの論理

形式論理でいうと、否定の否定は元に戻る。(¬¬A=A)でも、前とは異なったモノになるというのが弁証法の論理。(¬¬A ≠ A)実はこちらの方が身の回りをみると自然なのである。 例をあげてみよう。以前からどう表現したら良いのかわからなかったことがあ…

信心こそが仏さま

「三願転入」の講義を受けて、いろいろ考えてみた。例によって図にしないと理解できない。ただし、この縁起図はこれからも書き換えられるのでとりあえずの図。決定版は永遠に出来ないと思う。 この図の一番の工夫は、「念仏一行」と「自力念仏」を分けたこと…

情報と感情

まん真ん中センターで「ふれあいコンサート」があった。 今年で8回目。郡上特支卒業生のOBバンドの演奏と歌ではいつも涙があふれる。上手いから感動するわけではない。昔の中学生の時の様々なことを思い出し、彼らの卒業後の苦労を想像し、卒業してもなお関…

レンマの論理とオイラー図

レンマの論理は次の4つから成り立っている。その意味を考えてみた。 テトラレンマ(龍樹の中論を定式化したもの)(1) A (肯定)(2) ¬A¬A¬(否定)(3) Aでもなく¬Aでもない (肯定でもなく否定でもない)(4) Aでもあり¬Aでもある (肯定でもあり否定でも…

本典勉強会最終回

3年にわたる本典学習会の最終回。 有難いご縁であった。1つは親鸞聖人との、2つ目は祖師方との、3つ目はお経との、4つ目は会ったことのない和上方との、・・・ 今回は、阿弥陀経との新たな出会いがあった。(⇒=から)不可以小善根福徳因縁⇒一心不乱の…