仏教と科学と哲学

レンマの論理を根底から調べてみようと思っている。

中村元先生と佐藤文隆先生の対談があったので見た。

真ん中より少し後に、中村先生が仏教の論理学「因明」について説明をして、形式論理学では「Aか¬Aかどちらか」でどちらでもあったら誤謬であるとなっている。ところが因明では「Aにして¬Aである」というのは誤謬でなく否定であると語られている。
それは「場」が異なっているんだと説明されている。これは「場の論理」につながる。
場というのは、例えば「円柱を見る場の違い」によって「円でもあり長方形でもある」ということであろう。

 

さらに量子力学とレンマの論理の関連につながってくる。

因果律と関係律の相関

(1) 因果律=基本論理規律に合致する現象=必然/時間

(2) 関係律=そうでない事象=偶然/時空