2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧

おみがき

一昨日と昨日で、3つの病院に行った。 死ぬまで、病院との付き合いは続く。 親父は、もう病院には行かないと言っている。 私はまだ足掻かねばならない。 いつまでかはわからないが。 ところで、水曜日には「おみがき」があった。 報恩講の前に必ず行ってい…

熱にうなされて

うなされながらイメージされる自分の姿が 最初は円だった。円の中身が私。 いや、これは違う。と思い始めたら、 次のようなイメージが出てきた。 これは数珠だ。そうか私は数珠のようなものか。 そう思ったら目が覚めた。 うなされている時に、私というイメ…

風邪をひいてしまった

知らないまに風邪をひいてしまった。 頭が痛い、のどが痛い。 声が出るのか心配。 ・・・ やらなければならないことがたくさん待っているので、 これ以上悪くしないようにと、薬と睡眠をとることにした。 さて、 先日、教えていただいた歌がある。 法然上人…

新しい記憶から失われていく

私たちは、昔のことだから思い出せないと思っている。 でも、認知症の方たちのことを見ていると、 記憶は新しい記憶から失われていって、昔のことが残る。 そういえば、私もさっきしたことを思い出せないことがある。 1年前のことなのか、3年前のことなの…

郡上市小野八幡神社の算額

これは、郡上八幡の小野にある八幡神社(天満宮)の算額です。 江戸時代のもので 、数学の問題が解けたことを神仏に感謝し、世間にアピールするために、問題と解答を図入りで描いた絵馬のようなものです。 内容はかなり高度で、私は一人で解くことができま…

大井玄著「人間の往生」

今、大井玄先生の「人間の往生」を読んでいる。 人間の終末から生の意味を問うている。 読んでいて気がついたのだが、 大井先生の書かれていることと、私の経歴とが重なっているのである。 同じようなことを感じてはいたが、私にはそれをまとめる力量はない…

「どうしたらいいのだろうか」から「どうしてするのだろう」へ

子どものトラブルを考えるとき、当然考えるのが 「なぜこんなことをしたのだろう」 「どうしていつも同じことをするのだろう」 ということ。 ところが、それが簡単にはわからないことが多い。 子ども自身がわからないからだ。 でも、必ずわけがある。 脳があ…

岐阜生研 秋の研究会

関の「はもの祭り」と重なり、駐車場に入れるのが一苦労。 遠くに止めるしかなく、持って行った本を運ぶのを断念した。 マジックは30分ほどやらしてもらい満足。 反応もよかったと自負している。 全体のテーマは 「トラブルをどう教材化し、指導するのか」 …

休息あることなかりけり

讃阿弥陀仏偈和讃 愚禿親鸞作 観音・勢至もろともに 慈光世界を照曜し 有縁を度してしばらくも 休息(くそく)あることなかりけり 安楽浄土にいたるひと 五濁悪世にかえりては 釈迦牟尼仏のごとくにて 利益衆生はきわもなし 観音菩薩や勢至菩薩とともに、慈…

極楽と浄土

時間がないので、簡単にメモっておきます。 極楽とはまさに菊池寛の「極楽」のようなところ。 その特徴は、自分が良い所へ行きたい、 そのために「善知識」の言うことを疑いなく信じ 念仏を称えるところにあります。 しかし、その極楽はなんと退屈なところで…

「極楽」 菊池寛

京師室町姉小路下る染物悉皆商近江屋宗兵衛の老母おかんは、文化二 年二月二十三日六十六歳を一期として、卒中の気味で突然物故した。穏やかな安らか な往生であった。・・・ (青空文庫で全文読めます) www.aozora.gr.jp/cards/000083/files/2695_41308.ht…

二日酔い

一昨日飲みすぎて、久しぶりに二日酔い。 「どうしてわからんのよ。何べん苦しい目に合えばわかるんよ。」 そう言われてもわからない。 なぜだろう。 不思議だ。 飲んでいると、それまでのことは全て忘れてしまって やっぱり飲む。 「死ぬまでわからんよ」と…

凡夫の自覚

昨日は何も書きたくなかった。 何もないからではない。 出来事はあるのだが、書く気力がわかないのである。 テーマはあるのだが、気力がわかない。 朝起きてから書こうと考えたが、やっぱり、書けない。 でも、書き始めてしまった。 煩悩具足の凡夫であって…

Iとmeとmine

ウイリアム・ジェームスの説 私(self)という意識主体が経験する様子を分析すると、 me と I に別れる。 meは何かを考えたり行ったりするとき、心的な経験をしている《私》。 Iはその私をさらに自覚している〈私〉。 自分を見ている私をIというのが面白い。…

読書

病院の待ち時間は長い。 以前からその時間は読書に当てている。 慣れてきたら、待ち時間が苦にならなくなってきた。 でも、それは本が面白い時。 大井玄さんの本を読んでいる。 『「痴呆老人」は何を見ているか』新潮新書 大井さんはたまたまクローズアップ…