極楽と浄土

時間がないので、簡単にメモっておきます。
 
極楽とはまさに菊池寛の「極楽」のようなところ。
その特徴は、自分が良い所へ行きたい、
そのために「善知識」の言うことを疑いなく信じ
念仏を称えるところにあります。
 
しかし、その極楽はなんと退屈なところで
逆に言えば、退屈地獄でありました。
これは、方便化土(ほうべんけど)であります。
 
そこに生まれても蓮華の花につつまれて母の胎内にいるのと同じように、
仏に遇わず、法を聞かず、衆生を見ることができません。
 
おかんさんの往ったことろはそういうところなのです。
 
では、真仏土とはどう違うのか
どうして化土に行ってしまったのか
ということが気になります。