面白いときゃあなたと二人

法事で民謡の好きな方と出会った。

その時教えていただいた唄。
「めでた」のメロディで唄う。

面白いときゃ あなたと二人よ
苦労するときゃ わしゃ一人で

よく言われるのが逆で「苦労するときゃ二人」。
そうだよな、楽しいときにこそ二人だよな、と思って、箸の包み紙に記しておいた。

サロンがあった。 
いつも思うのだが、地域でお年寄りが集まっていろいろなことができるのは、中心になって行うリーダーがいる。
このリーダーがいるので集まって何かしようとなるのだろう。
いつも、笑うこと、泣くこと、怒ることを大切にして欲しい。そういう自分がいとおしくなってくる。そうすると今度は隣の人がいとおしく思えてくるという話をした。

100分de「善の研究」を読んだ。
一番心に残ったところは、思い出すだけで涙が出てくる。

『西田先生の外套の破れている事を私が話したら加川が「あれは亡くなった長男が三高で着ていたやつを息子の影身だと言って着ているんだ。腕時計も左様なんだ。田辺(元)さんの奥さんがそれを見て泣いたんだ」と言い出した時には私は一生懸命涙を圧えねばならなかった。』

 

 『過去と未来との矛盾的自己同一的現在として、世界が自己自身を形成するという時我々は何処までも絶対矛盾的自己同一として我々の生死を問うものに対する、即ち唯一なる世界に対するのである。我々が個物的なればなるほど、爾いうことができる。』