紙(反射光)とディスプレイ(透過光)の違い

私は昔から、内容が難しいものは紙に印刷して線をひいたり書き込みをしながら読んできた。
つまり紙派である。パソコン歴は長いが、それはほとんど書くためだけに使っている。
それはなぜなのかと考えたことがある。
 
(1)デスプレイの方は書き込みができず、何か書かないと理解が進まないこと。
(2)夜な寝る前に、パソコンをすると眠れなくなるが、本だと眠ることができる。
 
ざっとこういう理由だったが、ニュースを見ていたら、
直接脳にどう影響を与えているのかがわかったという。
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トッパン・フォームズは7月23日、ダイレクトメール(DM)に関する脳科学実験を実施した結果、同じ情報であっても紙媒体(反射光)とディスプレイ(透過光)で、脳がまったく異なる反応を示すことを確認したと発表した。
具体的には、紙媒体の方が脳内の情報を理解しようとする箇所(前頭前皮質)の反応が強く、ディスプレイよりも紙媒体の方が情報を理解させるのに優れていること、ならびにDMは連続的に同じテーマで送った方が深く理解してもらえることなどが確認されたという。
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最後のダイレクトメールを連続的に送るのは余分だが、
脳の反応が違う原因は反射光と透過光の違いによっておこるらしい。
 
これは脳の興奮度を測るものだから、透過光の方が強いと思っていたが異なるらしい。
透過光は強すぎるから疲れるし、その情報だけを直接送っている。
反射光は周りの全ての情報も含んでいる。(アフォーダンス
この周りのすべての情報ということが重要なのではないだろうか。
光っている月よりも、月に照らされた周りのモノの方がはるかに情報量が多い。
私たちの外界を認識する進化はそのようになされたものなのだろう。
 
ただし、ディスプレーで読む場合に便利な点が一つある。
それは、先ほどのニュースを読むときに、余分なところを消していくことができることである。
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脳科学実験の結果、同じ情報であっても紙媒体(反射光)とディスプレイ(透過光)で、脳がまったく異なる反応を示すことを確認した。
紙媒体の方が脳内の情報を理解しようとする箇所(前頭前皮質)の反応が強く、ディスプレイよりも紙媒体の方が情報を理解させるのに優れている。
紙媒体の方が脳内の情報を理解しようとする箇所(前頭前皮質)の反応が強い。
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というようにどんどん短くすることができる。
情報の操作はパソコン上での方が早い。
しかし、消された情報にも結構意味あるものが含まれている場合がある。
 
参考サイト
「紙とディスプレイの比較」