B.B.でいろいろなシステムを考えると

面白いので、B.B.の図をいくつか作ってみた。B.B.が面白いのは、応用が広いからだ。
イメージ 1B.B.の導入は、これで。例としては、人間の反射運動や自動ドア。自動販売機を例にとると、入力は複数あることに気がつく。
 次に、二つのB.B.をつなげてみる。
イメージ 2初めのB.B.の出力は次のB.B.の入力になる。
この例が、エアコン。
イメージ 3エアコンのセンサーの出力はエアコンの入力となる。
つまり、フィードバック。二つのB.B.を一つにするとフィードバックが出てくる。
センサーの代わりに、記憶装置や処理装置などを考えると人間らしくなる。そしてエアコンは意識にあたる。
 では、入力や出力とは何か?
イメージ 4入力と出力は情報になる。これは、機械だけでなく、生き物の普通のはたらき。生き物は閉じていないし、孤立しているわけではない。それは情報として入出力されている。
 そして、人間は外界に働きかけて情報を得ながらそれを使って生きている。
イメージ 5これが実験の意味。この時、外界は変化するが(量子力学の対象だと観測しても変化する。また生物の場合も同様である)、私の方も情報によって変化している。つまり、観測で得た情報は、私(の認識)を変化させる。(B.B.が入力によって変化しているところがポイント)
次は、この外界を友人に代えてみる。えっ!こんな友人関係だったら大変だ。
 では、実際の友人はどうなっているのか。
イメージ 6お互いに自分の語ったコトは自分で聞いているわけだから、再入力されている。そして、相手の情報を入力する。この時の情報は、お互いを変化させている。
私も友人も変わらなかったら、情報を交換していることにはならない。また、どちらか一方だけが変化するのもコミュニケーションとは言えない。あなたの友人関係はどうだろうか。
 次は、応用編。面接場面をB.B.で考えてみよう。
イメージ 7これを見ると、実は、私が一番情報をインプットして、変化していることがよくわかる。私は、自分の言ったことや行動、試験官の反応すらも再入力しているのだ。
そうすると、試験官の変化とは何だろうか?
私が試験官なら、フィードバックそのものを観察する。試験官が変わるのは、そういう情報全体によってなのだ。