孫が「おじいちゃんもっと遊ぼう」と言う。二日間遊んで遊びまくった。
前に書いた「金属は冷たいと感じるのはなぜか」の脳科学的な説明と出会った。
ユーチューブの紹介に投影されたビデオを見ていたら面白いと感じた。
例えば、目の前のリンゴは単なる物体ではない。
このリンゴを見た時、自分自身の経験がそのリンゴに投射されている。
図で示すと
情報処理システム(五感)
主観的経験を構成=表象
↖ 刺激・情報
脳 ⇆⇆⇆⇆⇆⇆⇆ モノ
↘ 外界への参照
投射=世界の中に対象を見る
表象のプロジェクション
ヨガをやっていると、身体を感じる。
「自己受容感覚と自分の身体との投射が存在」することが実感できる。
さらにこんな「フルボディ錯覚」というのもあるらしい。
自己帰属感(身体所有感) 研究まとめ(ラバーハンドイリュージョン応用編)
入力と出力を同時にしているという点ではオートポイエーシスと似ている。
この体験を解明するために認知心理学や脳科学やVRと結びつけたのだろう。
こういうことを研究するプロジェクション・サイエンスというのがあるという。
誰かの顔を認識するとは,脳内の出来事であると同時に外界への参照でもあるのです. この投射を「表象」について探求するのがプロジェクション・サイエンスです.
・幻視・ラバーハンド錯覚・腹話術効果・幽体離脱・幻覚などを起こすことができる。
プロジェクションはこれらの現象を説明できる点がすごい。
・身体の拡張=車の運転・CG+HMDなどは既に体験している。
・「GeoGebraで数学を体験できる」という効果はこれだと納得した。
表象されたものを対象としてさらに表象する。
それによって認識が深まっていく。
そういう経験を外界に投射しているのがGeoGebraなのだ。
図を動かしていると、「証明とは何だろう」と自然に感じてしまうのだ。
・言葉を用いて話したり、こうやって概念を用いてコトを書いたりすることは、
プロジェクションなのだ。そのプロジェクションされたものをまた受け取る。
そうすることによって、だんだん表象が鮮明になってくる。
ポランニーから見るプロジェクション:近位項と遠位項 | 鈴木 宏昭
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naming insightとプロジェクション | 鈴木 宏昭
孫が私のやっていることを見て自分の動きにプロジェクションをしている。