学習ⅡをB.B.で表現すること

整理整頓をしていて、入力と出力に分けていたら、気がついたこと。
B.B.にフィードバックを取り込んだら、ベイトソンの学習Ⅱがうまく表現できるのではと気づいたこと。
それは、結局こういうことだった。
 
(1)今までB.B.は変化しないものと考えていた。
(2)入力と出力は別々のものと考えていた。
 
それが違っていたということだ。
そして、犬がお手をマスターすることは、学習Ⅱであったこと。
入力するものは情報であること。
情報は与えられたものに何らかの変化を与えること。
 
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このB.B.は情報によって常に変化している。
 
では、なぜ今まで(1)や(2)のように考えていたのかというと、B.B.の概念が強力なせいだ。
 
○B.B.は、ある点から先を説明しなくてもすむ
○したがって、本来考えなければいけないコトもブラックボックス化してしまう
○B.B.化は、見えなくしてしまうことにより思考停止におちいる
 
というわけで、線型的なB.B.の呪縛からようやく放たれることができたと思う。
 
ついでに、(plan)(do)(check)(act)を、これ(フィードバックするB.B.)を使って批判しておく。
 
チェックすることでフィードバックしているように思ってしまうが、チェックする主体は変わっていない。
あくまで計画を実行する行動を変えるわけである(改善)。
したがって、そこには計画(主体)の学習がないことがわかる。
さらに、どういう観点でチェックするのかということは、フィードバックされていない。
犬の「お手の学習」と同じようなもので、犬は同じことをしている。
つまり、犬にしつけをする人の視点しかない。