今日発売でこれはその宣伝。 http://www.meijitosho.co.jp/detail/05670
テーマは「キャプテンキッドの暗号を解こう」
エドガー・アラン・ポーの小説「黄金虫」のなかに出てくる暗号を解読する授業である。
授業というのは思わぬことが起きるもので、私自身は一部を解読すればOKと思っていた。
ところが、全文を解読した生徒がいたのである。
解読できるのだということに驚き、ポーの小説に興味を持った。
作品のリアリティと細部の組み立ての関係にも気がつくことができた。
授業者の予想をはるかに超える生徒の活動にはそれ以来も何度も出会っている。
発見というのは、そういう共同のものなのだろう。
だから、小説も作者と読者の共同の作品であるとも言える。