一日忙しかった。
最後は疲れ果てたけど夜はいつまでも眠れなかった。
「問題」について考えている。
ある問題に取り組もうと思うのは偶然ということは、以前書いた。
①まず面白い問題として取り組むかどうか。
②その問題はいつか解けると考えて取り組む方略
③仮説設定と論理
この段階をいろいろ考察しているけど、ふと思ったのが論理について。
論理というととっつきにくいけど、アルゴリズムというとわかり易い。
アルゴリズムとは「課題を解決する手順や計算手順」のこと
つまり私たちは計算手順を発見すれば、後は考えなくても結果を出せるということ。
これが得意なのがコンピュータ。
アルゴリズムさえわかれば、プログラムを書くことができる。そして、
どうしてそうなるのかわからなくてもデータを入力してやると正しい答えが出てくる。
つまり、ブラックボックス。
例えば
方程式の解き方の練習をすることはアルゴリズム体操をしているということだ。
でも、問題を解くときにいつも都合の良いアルゴリズムが見つかるわけではない。
が、それがあると考えて方略を身につけることが目的なのだ。
そしてそれは今まで私が考えてきたように、計算手順だけでなく、思考の手順まで含んでしまう。これをコンピュータにやらせようとしているのがAI。
新しい解き方を発明したら、それはすぐにアルゴリズム化することができて、コンピュータに任すことができる。
昔、二次方程式の解き方を発明したら、それを練習するなんてナンセンスだと感じた。
だって、アルゴリズムにしてコンピュータに計算させれば答えはすぐに出るのだから。
で、人間は次から次へと自然界の現象を解き明かし、それをアルゴリズム化してきた。
答えの方も単なる数値からシュミレーションとして可視化されてきた。
では、私たちはこれによって認知が進化したのか。
結局はアルゴリズムをブラックボックス化しただけではないか。