「偶然」と「必然」

「数学が趣味」といってもやっているのは初等幾何。
だって、他の数学はそれの先端までたどり着くだけで途方もない時間がかかる。
でも、初等幾何だったら今までの体験で十分。
今までいろいろな発見に廻り合ってきたけど、それは全てたまたまだった。

今回もたまたまだけど、その内容が必然なので面白いと思って記録しておく。
それは円に外接する四角形(外接四辺形)についての発見。

その発見の経緯はGeoGebraに書いておいたので、ここには「偶然と必然」について書きたい。これはまさに偶然出会ったもの。
しかし、証明してみると双曲線の性質から極めて必然。
とすると、双曲線を描けば必然的に外接四辺形が出てくるのかというと、
そんなことは到底思いつかないだろう。
下の図を双曲線のところまで戻してから、それを見ていてこの図が思いつくだろうか。
わかってみると双曲線と外接四辺形の結びつきは当然なのだけど。
これをどう考えたら良いのか考えている。

AI(AlfhaGeometry)だったら偶然にではなく、必ず見つけてしまうのだろうか。
でも、それは面白くないなと思ってしまう。
面白さとは必然の方ではなく偶然の方にあるのだと感じる。

 

内接四角形と外接四角形 – GeoGebra