脳内ドーパミンについて

プチ法話会で数学オリンピックの問題を解いたという話をしたら、
「私も数独をしているけど、それはボケ防止で、出来たという感覚が脳内ホルモンを分泌して脳の老化を防ぐからやっている。ただし、難しい問題だとかえってストレスがたまるから最近は簡単な問題をやっている」
と語られた方がいた。

たしかに「できた!」時にドーパミンが出てくるのが実感としてわかる。
そのために問題に取り組んでいると言っても良い。

でも、11日間はできないわけだからストレスがたまるかというと、そんなことはない。このストレスもなかなか捨てがたい。課題を持っているということは生きる励みになるからだ。(これがネガティブ・ケイパビリティということだろう)

昨日不思議に思った問題(角の二等分線=接線)は既に以前証明していた。
ところがこの証明を見てもさっぱり理解できない。
書いたことは覚えているけど、それを読んでもさっぱりわからないのだ。
そこで何だったのか思い出そうとしたけど完全に忘れている。
仕方がないので最初から体験してみた。辞典を見るところから。

だんだんわかってくる。
体験したことはどこかに貯められている。(阿頼耶識に)
さっぱりわからなかったという体験まで
おふくろがよく言っていた。
「どうしてはるか昔の歌を覚えているんだろう」と。
それを何回も思い出して歌うからだ。