2020-01-01から1年間の記事一覧

関手を考える意味

圏と圏との間の関手を考える意味を探ってみる。例えば、以前とり上げた量の世界から数の世界への関手は次のように互いの世界を指し示す。ここで⟿は関手、→は射、↦は関数を表す。 〔量の世界〕 〔数の世界〕 時間 → 距離 ⟿ a時間↦ askm ガソリン → お金 …

間違える法則

時々昔読んだ本を再読する。 圏論を読んでいると、考え違いや間違いに気が付く。また、数学とは何だったのか気になる。そこで「数学理解の認知科学」を再読。中身はすっかり忘れている。 この中に、間違える法則というのがある。間違える原因を探っていくと…

モデルについて

診察を受けていても途中で受診をしないと再診察で「選定療養費」を取られることが分かった。半日病院。 「圏論の歩き方」を読んでいて、具体例も立派なモデルではないかと気がついた。つまりモデルは「抽象化されたモデル」と「その具体例のモデル」の二種類…

矢印(射)の使い方

朝日新聞で鷲田精一氏が折々の言葉を書いている。短い文だけど理解できないときは矢印を使って構造をつかむようにしている。 こうやって矢印を書かないと理解できない。でも、とても面白いと感じる。 「ザル」がどんどん変化している。 もう一つ、 げんげん…

正しくない例えの例

雨の合間をぬって畑を耕し、雑草を抜いて、石灰と肥料をまき大根の畝を作った。 雨が降り出したら、圏論を教育に使うことが私の大きな目標なので、モデル化のトレーニングのための「正負の数」は良いアイディアだと思って、その授業過程を考えて記録した。書…

わかる文脈

病院の待合室で現代思想「圏論の世界」を読んでいたら、とてもよくわかる論文に出会った。谷村省吾先生の「科学の書き言葉としての圏論」。 これがなぜわかるのか? よくわかる ←→ わからない 自分の文脈に合う 合っていない (歴史的に述べられている) 新…

外の仕事

涼しくなったので外の仕事を頑張った。まずインゲン豆の支柱を立てた。この種は近所の人から頂いたもので、何年も種をつないでいて、珍しいものだという。もうツルが伸びていた。 作物はいろいろなことを自ら表現している。写真を撮ったのは来年参考にするた…

表現とは譬え

さっき、お夕事で教行信証を読んでいたら、次のお言葉が目に留まった。 しかれば凡小修し易き真教、愚鈍往き易き捷径なり。 (このようなわけで、 浄土の教えは凡夫にも修めやすいまことの教えなのであり、 愚かなものにも往きやすい近道なのである。) 浄土の…

認識の仕方としての圏論の応用

今イチジクの収穫が最盛期。いつもはヒヨドリたちにつつかれて、ほんの少しの御こぼれだけをいただくだけだけど、今年は少し色づいたイチジクを袋で覆うことにした。すると、鳥たちには食べられないようなので無事収穫できる。今までで一番多い収穫と喜んで…

「モデル化」を学ぶ教材

中学校一年生で「正負の数」を学ぶ時、ほとんどの人がそのモデルを使いながら教える。定義・定理から教える人は多分いないだろう。その方がわかりやすいからだ。 ①ではどのモデルを選ぶか? ⇒ 【正負の数のモデル】 ここで分かれる。今まで私は「赤と黒のゲ…

竹内常一先生のこと

「教育への構図」竹内常一著 を再読している。 というのもここの所「全能感」について調べていたからだ。 この本の中に、60年代の地域破壊と家庭解体の結果、 文化としてのからだが未確立で、遊び、労働する自由を奪われ、仲間のなかの自治的世界を失った…

仮名手本忠臣蔵五段目・恩愛の二つ玉

夜中に何度もトイレに起きて、4時ごろから眠れなくなり起床する。そして、頭の働くのが起きてから2時間ぐらいなので勉強。それ以後は、身体を使う仕事だけ。 こんな毎日。でも、今日は起きたら5時だった。久しぶりに6時間連続で眠れたらまだ頭が働いてい…

圏論をまとめてみたい

圏論について今まで書いてきたことを振り返ってみる。 こうやって振り返ることができるのがブログの良いところ。振り返ってみると、「アナロジー」は私のわかり方の基本だったから、圏論の周りをさまよっているのも必然だったのかもしれない。 ブログの整頓…

げんげんばらばらと寒念仏和讃と祭文語りと関手

以前江州音頭で寒念仏和讃を歌ってくださった葛野さんが、郡上音頭で寒念仏和讃が歌えることを連絡して下さった。 それは「げんげんばらばら」。やってみたら確かに歌える。郡上踊りで歌えるとは思っていなかったので、とても驚いた。こんなに近くにメロディ…

データマイニングとブロックチェーンの技術

岐生研の常任委員会で朝日大へ いつものことながら刺激を受けた。 今回はそれを「圏論」を使って表してみようと思う。 データサイエンスの技術がもっとも使われやすいのが、次の3つの場所(圏)。①学校 ②病院 ③刑務所 次はそれぞれの場所における「対象」と…

孫との三週間

三週間が経った。 孫と別れるとき、抱こうと思って手を出すと、いつもは抱きつくのだけど、こちらの顔が泣き顔だったので孫はとまどって抱きつかなかった。ちゃんと抱きしめたかった。 こんな3週間は今までに経験がない。やっと楽になれると考えるのは、寂…

二か月ぶりのプチ法話会

7月は一週間間違えて、すっぽかしてしまった。毎月第4水曜日。今回は6名の方の参加。 今回は平和の鐘と孫のことから始めて、来年の法語カレンダーの解説をして、いろいろなご縁(寒念仏和讃や教行信証を読む)について話した。 その間、孫の世話はパート…

今年初めての鮎

近所の方から釣ったばかりの鮎をいただいた。 すぐに焼いていただくことにした。 バーベキュー用のコンロに炭を熾して塩焼きにした。 久しぶりだったので、手際が悪く数匹焦がしてしまった。 孫にやったら、二匹食べた。 彼は人生初の鮎である。 鮎の縄張り…

内田樹さんの話

教育の集いにZoom参加。1.5時間ほどその間、孫の世話はパートナーが。 講演で内田樹さんの話を聞いた。 心に残ったことを記しておく。 「知性・学力は個人のモノではない(集団全体のパフォーマンスを上げるため)」 「知性は集団的・長期的にしか測れな…

圏論から「植物の発芽が黄金角になる」を示す

圏論の応用として次の3つを想定してみた。 ① モノゴトのわかり方の理論 ② 理論の具体化の方法 ③ 発想・発見の仕方(一方にできることは他方にもできる) これらはアナロジーの拡張となっている。 そこで植物に現れるアルキメデスらせんについて応用してみた…

「圏論の道案内」を読み始めた

孫を預かって以来、もうすぐ2週間になる。 この2週間新聞を読んでいない。TVもビデオのみ。夜も眠れなくて、一日中あくびばかりしている。 それでも朝起きた時、トイレの中で本を読んでいる。その本は「圏論の道案内」ー矢印でえがく数学の世界ー 西郷甲…

生まれ変わった寒念仏和讃

次のようなご縁で、寒念仏和讃が新しく生まれ変わりました。 ---------------------- >兵庫県川西市常忍寺の葛野(かどの)公明と申します。 >ユーチューブの寒念仏和讃の全文を知りたくてホームページに至りました。 >念仏芸能に興味を持っています。 >播州…

風呂

孫が風呂に入るのを嫌がっているので、何とか入れようと作戦を立てた。 まず、娘から贈ってもらった風呂グッズ。そして大好きなゾウさんの如雨露。 脱衣場で手洗い。服は着たままで、ゾウさんの如雨露で遊ぼうと誘う。 何とか風呂まで入ったので、ゾウさんの…

孫の世話

孫の世話でてんてこ舞い。 ブログを書く暇もない。 夜中に20分ぐらい家の中を歩き回り、睡眠不足、だけど運動は十分。 イチジクに穴をあけるカミキリムシを孫が見つけて、しばらく遊んでいた。 なんという名前か調べるとキボシカミキリというらしい。

孫との添い寝

昔、祖母が泣き続ける私をおぶって、村の中を歩き回ったという話を何度も聞いた。祖母は小さな人だった。 昨夜はおうちに帰るという孫を寝かせるために、車で町中を動き回った。幸い何とか寝付いてくれて、私も初めて添い寝をした。 何が起きるかわからない…

平和の鐘

このコロナ禍の中、なんと6人の子どもたちが鐘を撞きに来てくれた。 毎年、8月6日にキッズサンガを行っている。今年は時間を大幅に短縮した。 小さな弟と一緒に撞いてくれた姉さん。 この後お話を聞いて、焼香の仕方を学んで、CDコマを作り、着せ替えの…

イソジン売り切れ

イソジンでうがいをすると良いというので、さっそく買いに行くと「短時間で売り切れました」とのこと。 TVで大阪知事がイソジンでうがいをすると良いと言っていたと連れ合い。どうして効果があるのか、どのように効果があるのかと連れ合いに聞いてもわから…

法話のページ更新

今日は草刈り機で庭の草は刈った。顔の腫れは収まったけど、腕と足はまだかゆい。茗荷の収穫をしなければならない。だけど、茗荷の草取りをしてかぶれになったので取るのをためらっている。だけどおいしいんだよな。 さて、久しぶりに長善寺の法話をアップし…

狭い世界を突破して広い世界に

梅雨が明けたと思って、遮光カーテンやすだれを取り付けたら、雨が降り出した。 アサガオが小雨に濡れていた。 一昨日のZoom学習会の内容が心をかけめぐっている。徒然草に、心は鏡のようなもので心という実体があるのではないと書いてある。そうだなぁ…

全生研基調提案学習会

全生研の基調提案学習会に参加した。 Zoom学習会である。180名ほどの参加で三時間ほどだったけど、とても楽しかった。 ブレークアウトでグループになったとき、取り上げられた実践の兼田さんと同じグループになって、うれしくてつい質問をした。その…