朝日新聞で鷲田精一氏が折々の言葉を書いている。
短い文だけど理解できないときは矢印を使って構造をつかむようにしている。
こうやって矢印を書かないと理解できない。
でも、とても面白いと感じる。
「ザル」がどんどん変化している。
もう一つ、
げんげんばらばらの歌詞から
ハー私しゃ紀の国みかんの性よ 青いうちから見染められ
赤くなるのを待ちかねて かき落されて拾われて
小さな箱へと入れられて 千石船に乗せられて
遠い他国へ送られて 肴屋店にて晒されて
近所あたりの子供衆に 一文二文と買い取られ
爪たてられて皮むかれ 甘いか酸いかと味みられ
わしほど因果な物はない
最初に気になるのは、ミカンが赤くなるというところ。
二つ解釈が可能。
①赤は日中⇒まだ日が明るくなる前に
②赤はネズミがかった赤
前後の関係から②
でも、ミカンはリンゴとは違って橙色になる。
あか⇒緋(朱色)+紅(赤)+朱の総称
つまり、私(たち)が赤→紅と思い込んでいる。
でも、この場合は朱色。
因果は「不幸な因果」の意で使い、不幸の意になった。
このミカンが何かを例えている。