「モデル化」を学ぶ教材

中学校一年生で「正負の数」を学ぶ時、ほとんどの人がそのモデルを使いながら教える。定義・定理から教える人は多分いないだろう。
その方がわかりやすいからだ。

①ではどのモデルを選ぶか?  ⇒ 【正負の数のモデル

ここで分かれる。
今まで私は「赤と黒のゲーム」を選んだ訳を書いていた。
だから私はここで止まっていた。
  ↓
「もの・実在に具体的にせまることをとおして概念・法則を知的に抽出してくるという認識の過程」こそが学びだとすると、さらに先へ進めてみる。
  ↓ 
モデルを使うとなぜわかりやすいの?
  ↓
そもそもモデルがいくつもあるのはなぜ?
  ↓
これに応えるのが圏論 (ここまでを図式にしてみる)

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モデルにすると良いところとは?⇒「モデル化」の術を身につけるために

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つまり、このことは正負の数の学習が、「モデルとは何か」を教える素晴らしいモデルだということだ。

データを集め、モデルを創ると、そのモデルからデータ以上の内容を引き出すことができる。これが科学の基本であるということは前提にしている。

正負の数とモデル

「借金×借金=貯金」というのも一つのモデルだけど、このモデルは適切ではない。
このように適切ではないモデルも無数にある。
その経緯に関してまとめてあるのが次のサイト。

自然は数学の言葉で書かれているのはなぜか
(「重ね描き日記」より)
この中のビデオを見るとわかりやすい。

読書メモ:科学とモデル(マイケル・ワイスバーグ著、松王政浩訳) - 重ね描き日記(rmaruy_blogあらため) (hatenablog.com)