わかる文脈

病院の待合室で現代思想圏論の世界」を読んでいたら、とてもよくわかる論文に出会った。谷村省吾先生の「科学の書き言葉としての圏論」。

これがなぜわかるのか?

   よくわかる   ←→   わからない

  自分の文脈に合う      合っていない
 (歴史的に述べられている)
  新しいモデルが取り込まれる モデルにならない

わかるということは新しいモデルとして取り込まれ、利用できるようになることだ。

現代思想はいろいろな方が書いている。
その中には自分の文脈と同じ論文もある。
理解しやすかったのは「自然変換」のモデルだった。
その例がとても分かりやすかったから、「自然変換」もすんなりと入ってきた。
とすると、「モデルとしての自然変換」とその例というのも対応付けられる。

モデルが創られたことによって、今度は現実が変わって見える。
モデルについては正負の数で考察しているが、もっと考えなければならないことが出てきた。それはモデルとなる要件は何かということ。
さっきの例でいうと、やはりダイヤグラム
言葉を綴らなくてもこの図だけで分かってしまう。
この図はそれくらい情報量が多いのだ。
特に射を速度としたところには感心した。

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板取川が長良川に合流するところで、本流は澄んでいるのだけど、板取川が濁っていた。このことで合流の仕方がよくわかると思った。