次のようなご縁で、寒念仏和讃が新しく生まれ変わりました。
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>ユーチューブの寒念仏和讃の全文を知りたくてホームページに至りました。
>念仏芸能に興味を持っています。
>播州段文音頭の中に親鸞聖人一代記(ユーチューブにもすこしアップされています。)があると聞き、調べてみると昭和50年代の新しいものだったのでがっかりしていたところです。
>先住様の記録された寒念仏和讃が播州音頭に合うことがわかりましたので、近世の真宗念仏芸能を具現化できるものとおもっています。
>うまく歌えるようになったらユーチューブに上げたいと思います。
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葛野公明様
上村です
寒念仏和讃は父が田舎の古老から聞いて集めたものです。
残念ながら集めた原本は残っていません。
でも、葛野様のように、興味を持ち、再現される方がいらっしゃるということはうれしい限りです。
私も再現したいと願ってきました。
7575の節ですから、「北の宿」や「地蔵和讃」などいろいろ試しました。
下手な歌をユーチューブに載せてしまって汗顔の至りです。
播州音頭の寒念仏和讃ぜひ聞いてみたいと思っています。
楽しみにしています。
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> お父様が聞き取り調査されたのはいつ頃のことでしょうか?
> 言葉内容の正確さ、量の多さに驚いています。よくぞ残していただきました、
> 奇跡的因縁があったと思います。
詳しくはわからないのですが、50年以上前であることは間違いないと思います。
私が教えてもらったのは30年以上前ですから。
>「しずが小手巻き」だけが意味が解りません、ご存じでしたらご教示願いたいと
> 存じます。
多分、義経の愛妾静御前が頼朝の前で歌った今様からきていると思います。
「しずやしず しずのおだまき 繰り返し むかしを今に なすよしもがな」
という今様です。
> 播州音頭は踊り念仏の系統をひいているといわれ、踊躍歓喜の趣があります。
> 寒念仏和讃は、歓喜念仏和讃ではないかとも思いますが、「寒念仏和讃」を尊
> 重したいと思います。
私もなぜ「寒」なのか昔から疑問に思っていました。
寒の時にこの節で家々を回り喜捨を受けるから寒念仏和讃かなと思っていました。
「歓喜」念仏和讃というのは、ぴったりですね。
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> 常忍寺住 葛野公明
> しずが小手巻は「繰り返し」を修飾しているのですね。よくわかりました。
> これは、最後の1首で、落語でいえば「おち」または「下げ」に当たりますから、
> 極めて重要です。
> この一言で、この和讃の格調が1段上がったように思います。
> 50年前ごろは、川西市でも市史編纂室ができて、資料集めをしました。加茂の
> 六斎念仏も、調査と採譜がされていたので、2000年に復活することができま
> した。
> □じゃ声じゃと思えども、の不明の文字には「数」を当てました。当を得ている
> か上村さまのご意見を伺いたく存じます。
これはスキャナーで読み取って文字変換したとき、
口が□になってしまったもので、口だと思います。
> 4行1首として区切るには、1行足りないと思われるものが4首ありますので、
> 南無阿弥陀仏なんまいだで埋めました。ご容赦願いたいと存じます。
> これで、21首そろいました。
そうですね。
私は気が付かなかったのですが、確かに足りない句がありますね。
> 播州音頭のカラオケは、ユーチューブにあるのですが、キーがたかいので、ボイ
> ストレーニングから始めなくてはなりません。お楽しみに。
> 常忍寺住 葛野公明
味のある寒念仏和讃をお聞きください。
https://www.youtube.com/watch?v=Ga30IJK6IQI
播州音頭美濃郡上寒念仏和讃
https://www.youtube.com/watch?v=tcwezq29F40
江州音頭美濃郡上寒念仏和讃1六字讃
江州音頭美濃郡上寒念仏和讃2名号徳