内田樹さんの話

教育の集いにZoom参加。
1.5時間ほど
その間、孫の世話はパートナーが。

講演で内田樹さんの話を聞いた。

心に残ったことを記しておく。

「知性・学力は個人のモノではない(集団全体のパフォーマンスを上げるため)」

「知性は集団的・長期的にしか測れない。なのに・・・」

新自由主義的な教育観は自力で商品(教育)を獲得せよという」

「本当に国のことを考えたら公教育や医療を商品にはできない」

「オープンマインドにさえなれば、後は染み込むように入っていく」

「今のコロナ禍の下での学校は『学校がきらい』『勉強がきらい』『先生がきらい』」

「学校の役目は『学ぶ』というマインドを育てること」

「裏切られてきた子に私はあなたを決して傷つけなと語り、聞く気にさせる」

「どうやったら学びが起動するのか。先入観を取り除き、とりあえず聞いてみようかと思ったところから始まる。つまり、とりあえず聞いてみようか=学び」

「自我を解除するから新しいものが入ってくる」

「複数の仮説を並列で処理できる能力が知性」

イエズス会の学校は親の暴力から子どもを守ることから始まった」

「しっかり生きる力がつくまで保護するのが学校の最優先課題」

・・・

「感情がパッケージ化されている→勇気をもらった。でも、そもそも感情は分節化しわかりにくいものだ」→(感情すらも商品化されているのでは)

 「今の教育では400字で述べなさいというようなあいまいな感情をひたすらシンプルにすることを強要している(感情の単純化・イメージ操作)。これは頭が悪くなるトレーニング」

「断言したら自分の意見になってしまう(自分を縛る)から、発言を容易に強要してはいけない」

「ひたすら自我の檻を造っている。これを緩めるのが『学び』」

・・・