#読書

「報恩講」と「わくわく図書館」

報恩講は午前中のみだったけど、何とか行うことができたことは有難かった。それにしても疲れた。「死んだ後何がしたいか?」「孫たちが平和に生きられるように神通力を使いたい。」 夜はオンラインでわくわく図書館「デジタル・ファシズム」堤未果著の紹介。…

下文と御成敗式目

下文(くだしぶみ)の読み方を勉強している。まずは御成敗式目について。 御成敗式目 貞永式目 現代語訳全文 この法律はすばらしい。裁判もきちんと行われていた。女性にも相続権がある。北条泰時は見事な政治家だ。 さて、下文を解読している。そもそもそれ…

「象は鼻が長い」

「象は鼻が長い」の主語は何か? こう問われると、いろいろ悩む。しかし、そもそも「主語はどれだろうかと考えるのはなぜ?」という問いを持つ人は少ない。 この「象は鼻が長い」という題の本の著者三上章氏は、そもそもこの文には「主語」という概念は必要…

「民主主義」と「ケアの論理」

今回の「わくわく図書館」では単に本を紹介するというのではなく、テーマについて問いを出してその問いに答えるという「座談会形式」で行いました。著者の宇野さんが、前書きで出しておられる「3つの問い」が面白いので。その問いとは 民主主義について、次…

能「くるす桜」を楽しむために

郡上市図書館「おとなの学校」で松井陽介さんによる講座があった。松井さんは世阿弥に関する論文を書いている。大和町では8月7日の明健神社の7日祭りに能「くるす桜」が演じられている。 ずっと前に松井さんから個人的に能のことを聞いたけど、今回は具体…

わくわく図書館「スマホ脳」

今回のわくわく図書館で紹介してもらった本は「スマホ脳」アンデシュ・ハンセン 紹介者は(1)「スマホ脳」池田さん(2)「本物のすごさ、豊かさについて」生源寺さん 自然と社会とことばと子どもとスマホの関連を明らかにしたい。 その内容をかいつまんで書いて…

ボーボワール「老い」

100分de名著で上野千鶴子さんがボーボワールの「老い」を取り上げていた。 おふくろの老いに付き合っていくとついイライラする。自分も同じだと思っているけど、老いていく自覚が少ないからよけいイラつくのだ。でも、老いの寂しさを感じている同じ老人…

6月のわくわく図書館

今回からそれぞれが読んだ本の紹介をするという試みを始めた。 最初は3名の方から。 それぞれの方がなぜその本を選んだのか、その本の内容、その中の印象的な文章、本と本とのつながり、作者と作者のつながり、それらが物語るエピソードに心を揺さぶられ、…

4つの未来の選択肢

サツマイモの苗を買おうと思ったらとてつもなく高いので少し待つことにした。元文のしぼりたても売り切れていたので、百春の原酒を買った。甘口でなかなか良い。 朝は岐生研のHPの編集、夜はわくわく図書館(7回目)。初めてレコーディングをしてみた。す…

第五回わくわく図書館

まさにわくわくの読書会だった。 いろいろ気が付いたことがある。そろそろルールをつくらないといけない。

人新世の「資本論」わくわく図書館:第3回目

Zoom読書会3回目。 何と12名の参加。とても濃密な2時間だった。 読書会の司会することの難しさと楽しさの両方を体験できた。 参加者からいろいろな感想を聞くことで、読みを深めていけばよいと考えていた。すると話はアチコチ飛ぶ。一応テーマは決め…

第二回わくわく図書館(SDGsは大衆のアヘン?)

今回は8名の参加で、本は同じ「人新世の資本論」。有料のZoom(共有財産)で行ったので切れ目なしに連続してやれた。今回のテーマは「SDGsは大衆のアヘンなのか」これは前書きに書かれていることだが、この言葉をどう読み解いていくのか、いろいろな意…

業績と書物と速さ=道のり÷時間

航空会社と飲食業以外の会社の業績はコロナ以前と変わらないという。もっと経済活動が低下していると思っていたけどそんなことはなかった。この資本主義のエネルギーはとてつもなく大きい。 昨夜は初めて有料版のZoomを使ったミーティングをした。時間を…

第一回わくわく図書館

Zoomで読書会「わくわく図書館」の第一回目を終えた。 7時半から9時10分まで。7(+1隣で参加)名の参加。やはり一人で読むのとは全く異なる。 組織すること、働きかけること、語ること ⇩ ⇧ 組織されること、働きかけられること、聞くこと という…

理論の役目 本の力

本堂の前の雪を開けた。 まさに開ける。除雪機でやったら一時間。バリにあるヒンドゥー寺院の門みたいな雪の塔ができた。 寒月や門なき寺の天高しひたすら「人新世の資本論」を読み続けた。その説得のレトリックに惹かれながら。今世界で起きている様々な運…

「人新世の『資本論』」を読む

雪が降っているけど、二月の雪はあまり積もらない。 本堂の前の大量の雪をいつ開けようか、迷っている。この前の雨でずいぶん溶けたけどまだ結構ある。外から本堂に入れないのは困るけど、コロナの影響で本堂を使うことはほとんどない。でもやっぱり開けよう…

オンライン読書会へ参加しませんか

「オンライン読書会『わくわく図書館』への誘い」 この『わくわく図書館』は読書会です。今話題になっている本を読みたいけど時間がなくてとか、読みたいけど気力が続かないとか、読む力がないとか、読んだけど何が書いてあるのかわからんとかそう思い悩んで…

たまった「お気に入り」と新聞記事を捨てる

電話がつながらないので慌てて母のもとへ。電源のコードを引き抜いていたらしい。そのまま高鷲。 久しぶりにEdgeの「お気に入り」を整理した。今までは頻繁に整理していたが。時々整理する必要があるのだけど、もう膨大でいちいち見るのが面倒。そこで、…

カントの道徳律

100分deでカントの「純粋理性批判」を取り上げていた。 昔買って少し読んだけど、さっぱりわからなくてそのままにしていた本の一つだ。 100分deでは以前「永遠平和のために」というのを取り上げていた。 両方を見ると、カントの道徳律のことが少し…

「純粋経験」

岐生研の会議で瑞穂市へ行ってきた。 いつも楽しい。 特に、会議ではない合間に話す会話と対話が面白いのだ。 今回は、足立先生の「西田幾多郎が教育に与えた影響」が最初の論文だという話から、西田幾多郎の「善の研究」の話になった。 以前から「純粋経験…

「新自由主義と権力」

昨年来、経済の学習をしている。 町の経済学講座と、今日やるTVピケティの白熱教室で。 講座でも話題になったが、現代の経済を見るうえで欠かせないのが新自由主義。 そこで、「新自由主義と権力」を読んでいる。 読みすすめていると、新自由主義というのは…

生き物たちのエレガントな数学

生き物と数学のつながりを書きました。 はまぐりの研究から始まったものです。 アマゾン http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/asin/477413211X/rakugaki0a-22/ref=nosim/ 内容紹介 自然の生き物をよく観察すると、数学を見事に駆使した形が隠されていること…