「新自由主義と権力」

昨年来、経済の学習をしている。
町の経済学講座と、今日やるTVピケティの白熱教室で。
 
講座でも話題になったが、現代の経済を見るうえで欠かせないのが新自由主義
そこで、「新自由主義と権力」を読んでいる。
読みすすめていると、新自由主義というのは、
市場原理と競争原理を根底に置いた原理主義経済だということがわかってくる。
 
でも、その原理を仮説においた様々な政策が及ぼす影響については、
何が正しいのやら間違っているのやらわからなくなってくる。
そういう時は、別の本の登場。
疲れたり、わからなくなってくると別の本を読むのだ。
現在、3冊同時に読みすすめている。
 
混乱してくるのは、現在の状況が混乱しているからだ。
そこで読んでいるのが、ガーンディーの「真の独立への道」
イギリス植民地時代のインドの複雑な状況をガーンディ―は冷静に分析し、
本当の独立でなければ、支配者が変わっただけだと言い切る。
彼はサッティヤーグラハ(魂の力、慈悲の力)を強調する。
 
彼が、非暴力と不服従の道を選んだ深いわけが見えてくる。
そして、それが逆に現代のこの状況を照らし出す。
それは、ガーンディ―も言っている「魂の植民地化」と重なるからだろう。