100分deでカントの「純粋理性批判」を取り上げていた。
昔買って少し読んだけど、さっぱりわからなくてそのままにしていた本の一つだ。
100分deでは以前「永遠平和のために」というのを取り上げていた。
両方を見ると、カントの道徳律のことが少しわかってくる。
彼の道徳律は、解釈で簡単に変えられるようなものを指しているのではない。
ルールを決めるその決め方のことを言っている。
それは普遍性を求めること。誰でもに適応できることなのだ。
みんなが幸せに生きる世界を作ること。
つまり、一部だけの幸福を求めるような立法は道徳律ではない。
科学も政治も。
純粋理性批判を読んでいたら、理性では神の存在を証明することはできないと証明してあった。
以前神の存在証明を集めたことがある。
9、神の存在証明・・・証明とキリスト教と西洋科学文明 アンセルムス トマス・アクイナス デカルト パスカル スピノザ (1991.3)
それはできないということを言っているのだ。
カントは理性の限界を明らかにしようとしている。
その部分だけ読んでみようと思っている。