人新世の「資本論」わくわく図書館:第3回目

Zoom読書会3回目。

何と12名の参加。とても濃密な2時間だった。

読書会の司会することの難しさと楽しさの両方を体験できた。

参加者からいろいろな感想を聞くことで、読みを深めていけばよいと考えていた。
すると話はアチコチ飛ぶ。一応テーマは決めて、それに沿って進めるのだけど、私の興味で進めるので参加者は混乱すると思う。
だからもっと本に沿ってしっかりと読み取ったらどうかという意見が出た。

この本を読むのに5回ぐらいをめどにしていたので、どうしようかと思ったけど、確かに書かれていることを読み取るためには、クリティカルに読まなくてはならない。
今回もできるだけ本文を紹介しながら読んだけど、論理までは読んでいなかった。
概念はしっかりと捉えなければと思っていたけど、論理の進め方までは至らなかった。

ということで、
第一章からしっかりと読んでいって、概念や論理からとらえなおすことになった。

中身でいろいろ面白かったことがある。
聞きたいことを聞いているので司会をする者の役得なのだけど。
「宗教は大衆のアヘンである」ことについての意見だ。

 宗教にも偽の宗教と真の宗教がある。
 アヘンの役割をする宗教は確かに大衆のアヘンだ。
 経済にも人を幸せにする経済と経済がある。
 親鸞さんは宗教の真仮を明らかにした。
 マルクスさんは経済の真仮を明らかにした。

これにはとても納得できた。体験的にだけど。

他にもまだたくさんある・・・