2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧

五七調と七五調

五七調と七五調について調べていて、勘違いしていたことに気がついた。 私は文字数が5・7となっているか7・5となっているかで分かれていると思っていた。 そうではなく、短歌ならどこで区切るのかで分かれるという。 春すぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほ…

和讃と和歌

プチ法話の準備をしていて、気がついたことがある。 発端は「俳人の辞世の句をオリガミ六角形にする」ことなのだが、 そこから和讃をオリガミ六角形にしようと考えて、 あまりの難しさに断念した。 それは、内容にあると思って、親鸞さんの和歌ならできるの…

「ラジオの譬え」は何を示しているか

「ラジオ」を使った面白いメタファーがある。 この譬えの面白さを味わっていただきたい。 「文明とは無縁の原始的な暮らしをしている部族の前にラジオを置いてみた。 すると、その部族は「お、何かこいつしゃべっているよ」と言って、さらにラジオのつまみと…

「わかる」ことの追求

この頃とても忙しいと感じる。 やらねばならないことが、能力の限界を超えるようになってきたのだ。 ずいぶん削ってきたつもりが、またいろいろと引き受けているうちに増えてきてしまった。 もちろんやりたいことを最優先させるから、引き受けた仕事はどんど…

最速降下曲線(サイクロイド)のシュミレーション

斜面を転がる玉は、自然落下をスローにしたものだということを発見したのはガリレオである。 その場合の計算は、円と直径が作る直角三角形の比になる。 それで、月面での自然落下はどうなるのかを斜面を使って実験したことがある。 月では物はどのように落下…

マイマイガの幼虫(毛虫)

マイマイガの幼虫、つまりケムンパが大量に発生している。 昨年、卵が沢山うみつけられていたので、とって谷に流していたが、 やはり、どこかにいたとみえて、ツツジ、モミジ、百日紅、藤の葉っぱを食べている。 この小さな画面にも3匹いる。 百日紅の葉は…

映画もメタファー

「やさしい日本経済」という市民アイディア講座を受講している。 以前一緒だった先生の、経済と日本の戦後の歴史の講座である。 その経済の歴史の中で、映画の話が出てくる。 これがとてもいい。 映画はその時代の状況を示してくれる鏡なのだが、我が講師の…

ボタンの花・卯の花・ナンジャモンジャの花

八幡・・・ 今年は、さくらんぼが赤くなる前に、ヒヨドリが来てみんな食べてしまった。 しかたがないので、まだ赤くないのを数個食べた。 酸っぱくて小さい。 それにしてもヒヨドリの食欲とその数にはびっくり。 彼らは下に落ちているサクランボには見向きも…

「文学的なメタファー」「科学的なアナロジー」そしてレトリック

「文学的なメタファー」、そして、「科学的なアナロジー」を使って様々な「物語」ができる。 これを「方便」という。 例えば、龍樹菩薩が語る。 「親が子を産むのではない。子のない親はいないから。」 縁起の思想の最もわかりやすい譬えである。 このことを…

「无」と「無」の違い

親鸞さんは、「南無阿弥陀仏」の無を「无」と書かれるのが常だった。 「南无阿弥陀佛」「帰命尽十方无碍光(灮)如来」と。 それはなぜだったのだろうかと気になっていた。 ふと、ネットで調べてみる気になった。 「無」と「无」 | 学退筆談 というサイトに…

コピペとテクストとコンテクスト

「コンテキスト」というのは「文脈」のコト。 実は「コピペしたテキスト」は「文脈」の中で大きく変化する。 「異なった文脈」の中では、同じテキストがまったく異なった意味になってくる。 だから、それを意図的にやると間違った使い方になる。 (「国民に…

「流れに掉さす」

「流れに掉さす」 流れに棹をさして水の勢いに乗るように、物事が思いどおりに進行する。誤って、時流・大勢に逆らう意に用いることがある。 ◆文化庁が発表した平成24年度「国語に関する世論調査」では、「その発言は流れに棹さすものだ」を、本来の意味であ…

「ケアの倫理」と「縁起の思想」

岐生研の春の学習会で、基調提案がだされた。 その中で、最も印象に残った言葉が、 「ケアの倫理から始める正義論」の「ケアの倫理」である。 (1)私たち人間は、 「自立・自律し環境をコントロールできる」という「強い存在」ではない。 (2)むしろ、「外部の…

説明的文章の読み取り(大西先生のこと)

私に説明的文章の読み方(と集団づくり)を教えてくれた大西忠治先生が亡くなったのは61歳。 今思うと、あまりにも若い。 私はその年を過ぎてしまった。 大西先生はいつも言っていた。 (ここからコピペ) 教育とは、後の人に、 1、他人の為に何かをする…

子どもは食べられるけど、大人は食べられないものなあに?

「子どもは食べられるけど、大人は食べられないものなあに?」 昨日、筍掘りをした。 まだ早いかと思っていたら、雨後の筍とはよく言ったもので その前夜の雨で何本か出ていた。 旬のものは、一番最初のものがおいしい。 実は八幡ですでに食べている。 一番…

ジオジェブラのアプリ

凝りだすと止まらない。 一昨日からジオジェブラ(図形ソフト)に取り組んでいる。 以前に作ったJAVAをジオジェブラに変えようとしたら、 新しいことを思いついて、やっていたら作れてしまった。 昨日、4時間ぐらいかけて作ったジオジェブラのアプリ 砲…

三角形とは?

ジオジェブラのアプレットを作っていて、気がついたことがある。 それは、三角形は辺を延長したものが本質だということ。 普通は左側が三角形だと思っているが、右側の方が図形としての本質を示している。 以前から、三角形の辺を延長しても、法則が成り立つ…

郡上・9条の会 「標的の村」

郡上・9条の会で映画会 「標的の村」の上映。 田んぼの作業で忙しい時期なのに、大勢の方が見に来られた。 私は見るのは二度目だったが、一回目とは違った視点で見ることができた。 軍隊が守るのは市民ではない。 軍隊はその組織を守る。 沖縄戦はそのことを…

ジオジェブラ

一日中、ジオジェブラのソフトを作っていた。 48、GioGebra (ジオジェブラ 幾何ソフト)で数学を遊ぼう Hiloramas en Geogebra (Hilogramas regulares)

コピペと「説明的文章」

年齢とともに、新聞を読んで理解するのが遅くなっている。 少し難しい内容だと、後からもう一度読もうと思い、結局その儘にしている。 「コピぺ」はその点とても便利である。 まず、原文をコピーして二回ペーストする。 二回目の文の方を少しずつ削除してい…

「コピペ」から独創へ

『括弧の意味論』という本を読んだことがある。 括弧「」()『』はとても面白いはたらきを持っている。 括弧は会話だけではなく、引用や強調、通常とは違うという意味もある。 これから使う括弧の中は、「コピペ」(又は)「特別の意味」である。 昨日の「…

「コピペ問題」

連休中、ずっと家で数学の本を読んでいた。 さっき、子どもたちも帰ってしまった。 ○「コピペ」について コピペの問題について、マスコミで取り上げられている。 デジタル化以来、簡単に文章をコピペできることから起こる問題と、 学問では独創が大事だから…

空即是色

古いパソコンの代わりにキンドルのタブレットを購入。 動画を見るときに、どうしたら立てておくことができるのか考えて作った「タブレット用スタンド」 これは、ずっと昔使っていたタイヤにチェーンを巻くための道具。 それを合体させた。ゴムでずれないよう…

市民のための数学

以前、「和算についての一つの考察」で、和算にはガウスに対応する人がいなかったと書いた。 私たちは、どうしても数学全体の歴史から和算を位置づけようとする。 だから、同時代のニュートンやガウスやガロアと対応する人物を探してしまう。 でも、この列島…

「前」は過去か未来か

小学校2年生の時計の学習で子どもたちが混乱するという問題がサークルで話題になった。 最初の躓きは「前」という言葉の意味。 「前」というのは過去を示す意味であることが理解できていない。 「前」だから「未来」のことだと考えてしまい、 「30分前」だ…