コピペとテクストとコンテクスト

 「コンテキスト」というのは「文脈」のコト。
実は「コピペしたテキスト」は「文脈」の中で大きく変化する。
「異なった文脈」の中では、同じテキストがまったく異なった意味になってくる。
だから、それを意図的にやると間違った使い方になる。
(「国民に説明する」と言った場合に特にその傾向が強い!!)
 
しかし、文脈の中でテキスト(この場合は題材)から新しく見えてくるものがある。
だから文脈の使い方はとても大事だ。
文(テキスト)は文脈の中でまったく違った意味になると同時に、
テキスト同士がつながりあって、それまでは見えなかったコトが浮かび上がってくる。
 
私は、文脈の中で浮かび上がってくるものを求めて、コピペ(メモ)を取っている。
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ここからは、私の「文脈」の使い方。
生徒の発見した定理を、再度ジオジェブラのアプレットにしていて気がついたことがある。
それは、以前に書いた三角形のとらえ方だが、
まとめると射影幾何学へ発展するということだ。
これも「文脈」の中で新たに浮かび上がってきたもの。
 
そして、ターレスの定理とピタゴラスの定理を結びつけることが、
やがて斜面の落下や特殊相対論につながる。
これも文脈の中で浮かび上がってきたものだ。
さらに、それが天秤とつながったら、力の平行四辺形にたどり着いた。
「力の平行四辺形」が天秤の原理から証明できるはずだと予想していたが、
それがつながったのだ。つながるのに何と10年もかかってしまった。
 
151、力の合成が平行四辺形になるわけ ・・・天秤の原理から説明する (2014.5)