コピペと「説明的文章」

年齢とともに、新聞を読んで理解するのが遅くなっている。
少し難しい内容だと、後からもう一度読もうと思い、結局その儘にしている。
 
「コピぺ」はその点とても便利である。
まず、原文をコピーして二回ペーストする。
二回目の文の方を少しずつ削除していくのである。
 
新聞の記事はほとんどが「説明的文章」である。
説明的文章は要約することができる。
要約とは柱となる文章や言葉を抜きだすことだから、それはそれ以外を削除することなのだ。
 
この場合、ペーストした文章をどんどん消していくことが容易にできる。
しかし、それは消した文章や言葉のはたらきを知ることでもある。
だから、原文と対比しながら消していく。
 
パソコンを使いだしてから、このような読み方をするようになった。
そうなると、どのようなテキストでも意味を持っていることがわかってくる。
 
ただ、その場合、テキストそのものと文脈が大きな意味を持つ。
引用は文脈の中で逆の意味に使うこともできるのだ。
 
テキストからどのような文脈を探り出すのか、そこに独創のポイントがあると思う。
 
ガロア理論からわかったことは、
どのような独創的な発想でも必ず先行の研究があるということだ。
ラグランジュガウスの研究があり、そこから一歩踏み出したのがガロア
その一歩が実は大きい。
方程式の中に対称性が潜んでいるということを見た人たちがいて、
ガロアはそこに注目し、その対称性を群を使って表現した。
そして、そのガロアのアイディアは様々な対称的な現象を探る武器となる。
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書いていて、また尻切れトンボになってしまった。
何時まで続くのだろうか。
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