北海道開拓の講演

五月人形を飾った。
雪洞が破れていたのでそれを貼って直すのが一番時間がかかった。
東京よりもこちらの方が暖かい。

町民センターで往明寺さまから北海道開拓の講演を聞く。
一昨年聞いていたので、内容はよくわかった。

「鷲見氏・鷲見郷一覧」の敬願寺由緒を書いた古屋太郎右衛門氏が、明治24年に北海道に行き開拓に従事したということが判明。
北海道にいる上村性の方たちのことがわかるのではないかと注目していたけど、上村性は登場しなかった。もっと後かもしれない。

第一陣の開拓はとても困難をともなうモノだった。
凶作などで離農した人たちも多かった。
5年間で4町歩開墾すれば所有権が得られることを目標に頑張った。
それができたのはなぜかと往明寺さまは語る。

一つは、高鷲から行った人たちの助け合い。
そしてもう一つが、アイヌの人たちの援助。

助け合い精神は以前に書いた。
もう一つの援助の方は、既にその土地を捜すところから助言を受けている。
先遣隊の方たちがアイヌの方の家に泊まったりして案内してもらっていたという。
そして何よりも、名寄川(なよろがわ)を上ってくるサケのとり方や保存の仕方を彼らから教わり、そのおかげで冬を越すことができたことを強調しておられた。

「北海道開拓」と「大鷲白山神社の宝物館修理」

下川町 -道北・”ワクワク”が生まれるまち- (town.shimokawa.hokkaido.jp)

しもかわ観光協会 - 北海道の道北、上川郡下川町の観光協会 ...

長針と短針が重なる時刻は何時?

爺:爺が子どものころから疑問だった時計の問題があるんだ。考えてみてくれるかな。
 「この時間は何時何分?
孫:長針と短針がぴったり重なっている時刻だね。1時5分は過ぎている。
 1時6分かな。・・・いや6分まではいっていないような気がする。
爺:この時刻をぴったり出すにはどうしたら良い?
孫:うーん、角度で考えれば良いのかな。結構難しいね。でも、面白そう。

孫:まず長針の角度を求めてみよう。0時の時はぴったり重なっている。
 5分で30度進むということは、1分で6度。
爺:60分で360度だからね。
孫:短針は60分で30度進むから、1分で0.5度。
爺:時計の1時間が角度30度というのが何だか大きいような気がする。
孫:1時ジャストから時計を進めてみよう。
 t分進んだときに重なるということは角度が一致するということだから、
 短針は30度+0.5t=6t となるはず。
 これを解くと、5.5t=30で、t=5.4545…
 つまり、1時5.4545…分にぴったり重なる。
爺:これは無限小数だね。時間にすると約5分27秒ということか。
 6分どころか30秒までいっていないんだね。じゃあ、2時の時は?
孫:30度を60度にすればいい。5.5t=60で、t=60÷5.5
爺:時間は10.9090分…だよ。これは11分と考えても良いの?
孫:10分54.545454…秒だから11分よりは少ないよ。
 11時台だと5.5t=30×11でt=60分となってピッタリ0時となる。
爺:この計算がぴったり合っているということだね。
 少数で表すと無限循環小数になるけど、
 分数だと30a/5.5=(60a)/11 つまりa時(60a)/11分だ。
 なるほどな、子どものころからの疑問がやっと解けたよ。すっきりした。おおきに。
孫:秒針も考えるとどうなるんだろう?

娘が録画したビデオで「ヒューマニエンス」を見ていたら、テーマが「遊び」。
遊びが人間をここまで進化させた。類人猿も遊びをするが一対一の遊び。
でも人間は多対多の遊びで、このチーム同士の遊びが絆を生みコミュニティをつくる。
遊びはうまくいかないこともあるけど人生を豊かにする。
遊び経験が豊富な人は違う見方ができるので、スランプを脱出できる。
子どもの頃よく遊んでいた人はレジリエンスが高い。
何か面白いことはないかいつも探している。(目的を設定しすぎると遊びではなくなるが)
ところで報酬がないのになぜ遊びをするのか?
などなど、とても面白い。

遊びはモデルベースシステムをつくる。
遊びは脳のシュミレーション。
つまり
シュミレーションはあそび

GeoGebraはとても面白いおもちゃ

どこへも行かずにUBer Eatsで注文して昼食を食べた。
これがおいしい。
毎日あちこちとおいしい所を探して食べていたが、最後に歩くのが疲れてUBer Eatsで注文した。暖かくて早くておいしい。

マティス展

国立新美術館で昼食をとりマティス展を見た。

ポスターと少し違う。

普通の油絵→フォービスム→切り紙絵→墨の線
マティスが変化していく経歴の展示を見た。
切り紙絵の方はこのポスターの「ブルー・ヌードⅣ」
アシスタントが色を塗った紙を切り抜いて、それをピンで止めて位置を探る。
デッサンと色ぬりを同時にするという表現方法を見つけたという。
彼は人生を経るにしたがってどんどん変身している。

最後の「ヴァンスのロザリオ礼拝堂」の墨の壁画が印象に残った。
この白黒の線画を見ていろいろ想像した。
エスの裁判から十字架を背負ってゴルゴダの丘迄歩くところや、磔刑の場面、十字架から降ろされて横たわるところまでを墨の線で表現されていて、番号が振ってある。何を書いてあるのかわからないところもあるけど、だからこそ想像力が膨らむ。
この絵の左の壁面にやはり墨で聖母子像が描いてある。
マリアに抱かれたイエスは両手を広げている。
まるで十字架にかかっているかのように。
そこでハタと考えこんでしまった。

ステンドグラスの光が差し込む効果のために白黒の墨の絵なのか
白と黒の線の表現の墨の絵にたどり着いたのか

 

上野の花見と博物館

前日は風雨が激しかったらしいが、まだ桜は散らずに咲いていた。
上野の桜と人人人。不忍の池の方まで歩き、上野の寛永寺東照宮まで行った。
歩き疲れた。周りを見ると外国の人が多い。

国立博物館中尊寺展を見る。
金色堂の内部の阿弥陀様が思っていたのよりもずっと小さかったのに驚いてしまった。
見学の人がとても多くて、ゆっくりと見ることができない。

常設展の墨書を中心に見て回ったがとにかく時間が足りない。
おまけに歩きすぎて足が痛い。
帰りは満員電車で降りるのも一苦労。

「黄金比長方形」と「黄金らせん」

久しぶりにはまぐりの数学の等角らせんを作図してみた。
「黄金らせん」について質問をした人がいたことがきっかけ。

黄金らせんというけれど、オウムガイとかいろいろあてはめてみたけれど、ぴったり一致するものはなかったので、有名だけどネームバリューだけだと思って、今まで取り上げることはしなかった。
だけど、黄金比長方形との関係はそれ自体が面白い。
そこで黄金比長方形を黄金らせんに外接させようと考えて作図してみようと考えた。
黄金比長方形は簡単にできるので、それをらせんにぴたりと合わせれば良いと思ったけど、ぴったり合わせることができない。
そこで朝方4時頃思いついたのが、対角線を使うこと。

対角線の交点をグラフの原点にして、そこから接線を作図すればできるというアイディアなのだが、二時間ほど試行錯誤してやっと作図できた。

 

黄金らせんの式 – GeoGebra

はまぐりの数学 (hamaguri.sakura.ne.jp)

チャイニーズ・リング

新聞の記事を見ていたら面白そうだったので作ってみた。
針金で作ってみたけど、30分もかからなかった。
そういえば下駄で同じようなものを昔作ったのを思い出した。
チャイニーズ・リングという名がついていたような気がする。
つれあいにやってもらったら、案外難しいようだ。
今度子どもたちにやってもらおうと思っている。

今日いろいろ語り合っていて気がついたことを記録しておく。

人間よりもAIの方が勝れている所はたくさんある。
では、AIよりも人間が勝れている所は何だろうか?
ヘレン・ケラー体験ができるところ
一人一人の体験がみんな違うということ
 個の体験を突き詰めた時にそれは公の体験として共有される
 AIは個の体験ではなく全てのデータを取り込んでいるから、個という概念がない。
 これはもっと追求してみたい問題だということに気がついた。

 例えば間違うところ、勘違いするところ、忘れるところ、などなど。
 それから徹底的な個人のデータを集めた個人AIを作ったら面白いかも。

カタクリ

庭にカタクリが一つだけ咲いていた。
去年はもっと沢山咲いていたような気がする。
母が居なくなってから、シャコバサボテンも咲いたけど元気がない。
ランは咲かなかったし、一つ枯らしてしまった。
植物は世話をする人の気持ちにちゃんと応えるのだろう。

花粉を我慢しながら寺の庭の落ち葉と花壇の手入れを行った。
次から次へとやることが見つかってくる。

ゆきがとけた
はなとかぜのこえがする
むしととりがとんでいる
ねんぶつのこえ
あるはるのひ