こんなことばかりやってきたけど・・・

昨日は八幡公民館でシニアの法話会。
16名の方が参加。
90代の方もいてほとんどが80代。
未来はないけど、過去の経験はたっぷりあるという話をしてきた。
しかし、阿弥陀様には負ける。

今日は大和で古文書読ままい会。
剣村留帳もだんだん終わりに近づいてきた。
佐藤先生が膨大な原本の編集とその翻刻をPDFにしたものを、プロジェクターで見せて下さった。各ページには細かい見出しがある。
テキストはワードで作り、それをまとめるのはアックロバット
「こんなことばかりやって、時間を掛けてしまった。それなりに面白かったけど、・・・」とつぶやかれた。
これだけのものを編集するにはまさに膨大な時間がかかる。
「そうだよなぁ」と私も思わずつぶやいた。
「出来上がったものは剣の公民館や市の博物館へ贈ろうと思っているけど、どれだけの人が見てくれるかなぁ」さらに佐藤先生はつぶやかれた。

その後解読に入ったけど、私は皆さんのようにすらすらと読むことができない。

辻借=年貢不足のとき、1村の不足辻(合計)を、庄屋はじめ連印の証書で、翌年取り立てて返納する旨の文言を入れて、金子を借用し年貢不足をひそかに償うこと。

貸送り=村に年貢未進者があるのを届け出ず、庄屋がひそかに立て替えたり、あるいは金主から借り替えて年貢不足を償い、翌年取り立てることをいう。

これらのたまりたまった未進の分をどうするのかという相談をしている。
「用捨(幾分かチャラにできないか)」とか「御趣法(手段)」とか。