四住期はインドのヒンドゥーの教え。
中国の陰陽五行では色と季節で人生を現す。
青春・朱夏・白秋・玄冬
インドには雨季と乾季だけだろうが、東アジアには四季がある。
これを人生のアナロジーとして用いるのは自然だ。
また、家を重視する中国では林住期を異なった解釈で表している。
でも、両方とも人生後半の二期が明確にある点が共通している。
青春と朱夏で終わりではないのだ。
青春と朱夏はイメージできるが、白秋と玄冬はどういうイメージなのだろうか。
この五十以後のこと。
論語は内面のことだけど、外面的には盛りを過ぎて秋の空気のように澄みわたっていく。木の葉が落ちて冬を迎える。冬は耐え忍ぶだけではなく、次の芽を準備している。
晩成という言葉があるように、白秋と玄冬の時期もまた成長しているのだ。
「五色の糸」の話をすると、春の色は青というのはすぐにわかる。
でも、秋の色は白というのはなかなかイメージできない。
白は全ての色を含んでいる。
もしかしたら、白は霜や月の色を表しているのかもしれない。
牀 前 看 月 光
疑 是 地 上 霜
挙 頭 望 山 月
低 頭 思 故 郷
そして、玄は玄人が示すように熟達した境地を表す。
私たちは白秋と玄冬の時期の方が長いのだ。
自ら葉を散らして若い芽が芽吹くのを準備し楽しみにしながら生きていく時期が。