有限性を受け入れること

激しい雨の音で目が覚めた。
昨日母が時計が欲しいと言った。
多分野球を見たいからだろう。

生死とは何かを考えざるを得ない。
「まずしさと豊かさ」ではない
「有限と無限」ではない
「不老不死と老いて死ぬ私たち」ではない
「有と無」ではない
「あるとない」ではない
この一見対立しているように見えるコトの「あわい」にこそエネルギーが潜んでいる。

「無と意識の人類史――生と死のグラデーション
この中に有限性=限界を受け入れることの大事さが述べられている。
自信の限界を自覚したところから本当の学びが生まれる。
宇宙まで開拓をしていく人間は自身の有限性を自覚していないのだろう。

友人が語っていた。
土地や地面が無いと生きている感じがしない
その通りだと思う。

新しい死生観はかって私たちが持っていたものだ。
例えば「無分別智」とか・・・
だから死生観の再構築。広井良典教授の市民講座。
前半は個人の中の死生観の変遷。

 

とても面白い。
後半は大きな人類の歴史の中での精神史を取り扱っている。
つまりこれからの人類の進むべき方向が見えてくる。