「白山信仰と神仏習合」

図書館の大人の学校・水上精栄氏の「神仏習合白山信仰」を聞きに行った。

前々から神仏習合については興味があった。
白山信仰浄土真宗についても感心があった。

江戸時代に白山、立山、富士山を登山して三霊場をめぐる旅をした人がいて、その記録があることも知った。
全国の白山神社の分布やその伝搬の仕方と北前船との関係(航海の神としての白山信仰)、
白山信仰における、役の行者(修験道)→泰澄大師(神仏習合)の役割、
拝殿の意味、など
新たな知見も加わった。

そして、さらに考えたいことも見つかった。

(1)禅定道は一般の人もたどったのか?
(2)十一面観音(妙理権現→客人権現?)
(3)磐座→山岳信仰+仏教→修験道
(4)白山信仰浄土真宗の関係は?


これは下呂の磐座(岩屋岩陰遺跡)
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最後に「新しい神仏習合」の可能性について聞いた。

神仏分離令でそれまでのことが分からなくなっている。だから、
神仏分離令の前後の整理をすることの必要性
〇これらの神仏習合に関する文化は、郡上から世界に発信できるすばらしい文化財

なるほどと思った次第。