映画「あん」

映画「あん」を見に行った。
 
友人から勧められたときに、この言葉が気になったからだ。
 
私たちはこの世を見るために、聞くために、生まれてきた。
この世は、ただそれだけを望んでいた。
だとすれば、何かになれなくても、私たちには生きる意味があるのよ。
 
ハンセン病ために手に障がいが残り、「らい予防法」のために辛い人生をおくってきた徳江さんの遺言だ。
 
私たちはなぜこの世に生まれてきたのか
それはどういう意味があるのか
ずっと考え続けている。
その意味の一つを示しているかもしれないと思った。
 
この言葉は、ビクトール・フランクルの言葉に通じる。
この世の方に主語を置いている。
徳江さんは、いつもモノに語りかける。
桜や小豆や、小鳥に・・・頑張りなさいよと
 
もっと前に行くつもりだったが、風邪のため、上映期間終了間際にやっと行くことができた。