雪かきの合間に「解説 鷲見郷一覧」の編集をしていて、ルビで困った。
ワードでは、ルビがあると行間が一定にならない。
それでいろいろ調べてみた。
ルビの行間については、
ワードの段落→行間→固定値→22~23ポイントにする。
これでルビが振ってある行とそうでない行を一定にできる。
ポイント数が大きければルビは全部表現されている。
出来るだけページ数を減らすために、ポイントをぎりぎりまで少なくしてみた。
ところが、ルビによってはこのポイントではみ出してしまうのがある。
原稿によってはみ出さないものとはみ出すものがあるのだ。
原稿は他の人に作ってもらったが、そのルビがはみ出していないものとはみ出したものが有るのだ。そして、自分でルビを振るとはみ出してしまう。
ルビのオフセットでは0より下は無い。
そこで、どうしてよりオフセットをより近くできるのだろうか調べてみた。
ちゃんと裏技があるのだ。
ルビの設定されている文字を選択し、Shift+F9を押下すると、個別にフィールドコードが表示される。ルビの文字が括弧で囲まれた部分が後ろの方にあるので、この直前に表示されている数字が”オフセット”で、ルビと文字との間隔を指定する部分になる。
鷲見郷にルビを振るってからShift+F9を押すと、ちゃんと下のように出てくる。
{EQ \* jc2 \* "Font:Century" \* hps10 \o\ad(\s\up 11(すみごう),鷲見郷)}
この11を9にする。
すると、より文字に近づくのだ。
どうやらワードのルビのデフォルトでは11になっているようだ。
そこで、これを9にすれば漢字に近づくということだろう。
そこで、はみ出したルビを一つ一つ訂正していたら、二時間があっという間に経ってしまった。
ふと、文章全体を選択してShift+F9を押すと、ちゃんと{EQ \* jc2 \* "Font:Century" \* hps10 \o\ad(\s\up 11(すみごう),鷲見郷)} が出てくる。
そこで、半角11を9に一斉に置換してみた。
元に戻すには全部選択してShift+F9を押すだけ。
これで一気にルビのオフセットを変えることができた。
時間が経つとたぶん忘れてしまうだろうから記録しておく。