最近昔読んだ本を再読することが多くなった。
自身の経歴を振り返りたくなったからだ。
この本は1981年に買ったもので、初版本である。

再読して、一章に「白山への道」があり、修験のことが取り上げられていたことに気がついた。当時は全く注目しなかった。
思い出してみると、浄土真宗がなぜ広まったのかということを知りたいのでこの本を買った。そしてその理由を山の民・川の民・・・特にタイシやワタリにばかり注目していた。でも、こうやって改めて読み直してみると、山の民の中の修験・山伏が自然に浮かび上がる。山の豊かな植物を用いた薬草、山の中の鉱物の発掘・・・
高鷲には天狗の伝説がある。天狗伝説は山伏がいたことを示している。
こうやって読み直してみると、修験の研究の発端は井上鋭夫師から始まったのかもしれない。
「白山への道」には三馬場だけでなく、飛騨白川口からの道も記されている。
白川から見ると左に別山、右に大汝峰であると。
『白山禅頂御本地垂迹由来私伝』にはそう書いてあるので、白川口から泰澄大師は白山に登られたということか。