24回目のふれあいキャンプ

途中の中止の年も入れると、27年か28年たったことになる。
遥か昔の事で詳しいことはすっかり忘れてしまった。
そして思い違いも多いことに気がつく。
だけど、手をつなぐ親の会の人たちや個性的な子どもたち、そして頑張っている先生方との様々な交流はちゃんと心に残っている。

今まで自然園で行っていたが、今年は大和の生涯学習センターで行った。
午前中のパフォーマンスはますます磨きがかかってきて、出演者も多くなってきた。

午後は保護者の話し合いに参加。
大学の神野先生から聞いた話で印象に残ったこと。

支援級で不登校が増えているという。
その原因は教科の学習を無理やり教え込もうとする担任の姿勢にあるらしい。
少しでもその子に学力をつけさせようという善意から来ているのだけど。
障がいを持っている子は一人一人違っている。だからその子に合った学習内容や学習方法を探りだしていくことが教師の専門性なのだけど、これが難しいのだ。

数字の苦手な子に計算を無理やり教えることで算数嫌いにさせるのは本末転倒。
まずは数と遊ぶことや教室が楽しいと感じることが大事。
自分のちからで少しでもやれるようになると自信を持ってくる。
すると、自然と繰り上がりも理解してくる。

不登校も同じで、無理やり学校に行かせることで、親と子どもが対立してしまっては元も子もない。子どもの居場所になるのは先ずは親なのだから。

あと一つ大事なコトが心に残っている。
それは、思い通りにいかないとかんしゃくや自傷などを起こす子に対しての大人の態度はどうあるべきなのかという質問への答えであった。
子どもが自分の気持ちを伝えられるようにするために、まず回りの大人がその子がそういう行為を通して何を伝えようとしているのかわかること。
それは大人の側の修行(トレーニング)であり、学びである。
もちろん予想だから当たることもあれば外れることもあるが、一生懸命に考えたことを伝えようとするところに意味があり、それは子どもにも伝わっている。
「このことが悲しかったんだね」と伝えながら。

まだたくさんあるけどとりあえず。