岩田ゼミの会

昨夜は岩田ゼミの会があり、岐阜グランベールに宿泊。
いつもはしゃべりまくるのだが、もっとしゃべるやつがいて、聞く方に回ってしまった。
しかし、2年ぶりに会う恩師と仲間との語らいは楽しかった。
 
12時に話を終えて寝ようとしたが、興奮していて眠れない。
安定剤と睡眠導入剤を飲んだがだめ。
そこで、圏論のテキストを読み始めた。
 
40年前にゼミでマクレーンのホモロジーを読んだ。
その時は、部分的にはわかるのだが、全体として何をやっているかがわからなかった。
それは、どうやら自分の中の負い目になっていて、
「指し示しの数学」を考えるきっかけとはなったが、
やはり数学理論としてもう一度学びなおしてみようと思った。
それが圏論を始めた理由だ。
 
矢印の意味や対応と構造が、今までの経験の中で一つの方向を指し示しているような気がして
却って眠れなくなり、1時半までテキストを読んでいた。
 
私はこのゼミの会が昨年あったと思い込んでいた。
ところが、亡くなったOさんのことが紹介された。
私は、それは昨年のことだと思っていたので、
あの時、抗癌剤を飲んでいて辛いから仕事を辞めているという話を聞いて
後は自分のやりたいことをすればいいね、という話をした。
その記憶が鮮明なので、そんなに急に・・・と思ったが、
それは一昨年のことだったと聞いて意外に思ったのだ。
 
恩師が亡くなった人たちのことを紹介しながら、私よりも先に往かないで欲しい。
そして、「生かされている」ということを胸に刻んで活きて往ってほしいと語られたのが印象的だった。