集合知とリスク管理

岐生研で「ハイブリッド研究会」を計画している。

案内のチラシ

その準備では、二つのことが課題になった。
一つは「集合知」のこと、もう一つは「リスク管理」のことだ。

この二つは実は密接に重なっている。
当日までに起こりうるリスクを想定してそのことに対処するためには、どうしても集合的な知が必要だからだ。
そして、その集合的な知は新たな知をデータの集積という形で生み出す。

これらのことをたった一日で経験したので記録しておく。

ハイブリッド研究会は「リアルな研究会」と「オンライン参加」との両方を同時に進めるからハイブリッド。
リアルでやるならオンラインは必要ないのではと思うかもしれないけど、
当日の都合など様々な理由でリアルには参加できない人がオンラインで参加できるので確実に参加者は増える。
そして、その様子は音声と映像で記録されて保存され、後からさらに利用することができる。

ここで問題は、主催者側の負担が大きくなることだ。
だけど、それを可能にする環境だったら負担は軽くなる。

さて、ここで集合知のことだけど、それを一人のスーパーマンがやってしまったら、その人が居なくなったときにその知は失われてしまう。
つまり、リスク管理の面からも集合知は大事なのだ。

そして、この場合、集合知は新たな知を生み出す。
それはスキルという知だ。
今回、いろいろ取り組む中で、少なくとも4名の人が関わり、実際に取り組むことでそれぞれのスキルが確実に上がった。

創造性とはそういう小さなスキルの積み重ねの上に成り立つ。

まだこれから当日の運用の仕方や、その後のデータの利用の仕方などいろいろな課題がある。
それも楽しみである。