一人の生活のトレーニングと還相廻向について

母が入院してから2週間になろうとしている。
一人の生活のトレーニングにも少しずつ慣れてきた。
一人といっても実はいろいろな人たちにお世話になっている。

昨日は春を食べる天ぷら会に呼ばれた。
コンテツ、アズキナ、ふきのとう、たら、さんしょう、こごみ、などを食べまくった。
タラやこごみにオスとメスがあることを初めて知った。

今日はようやく畝を作った。手伝っていただいて。たけのこご飯もいただいた。

大事なメモ

上求菩提・下化衆生
往相廻向・還相廻向
自信・教人信
願作仏心・度衆生
往生・成仏
自利・利他

つい自分が見たいものだけみてしまう。安心したいからだろう。
だからプロパガンダフェイクニュースにだまされてしまう。
戦争は私の中に存在する。
どうしたら救えるのだろうか、救われるのだろうか

聖道の慈悲といふは、ものをあはれみ、かなしみ、はぐくむなり。しかれども、おもふがごとくたすけとぐること、きはめてありがたし浄土の慈悲といふは、念仏して、いそぎ仏に成りて、大慈大悲心をもつて、おもふがごとく衆生を利益するをいふべきなり。今生に、いかにいとほし不便とおもふとも、存知のごとくたすけがたければ、この慈悲始終なし。しかれば、念仏申すのみぞ、すゑとほりたる大慈悲心にて候ふべきと[云々]。

いくつかの実現できそうなプロジェクトを抱えているけど、能力の無さでそれが実行できない。何日か前の「ベイズの定理からベイジアンネットワーク」も理解できずにのたうち回っている。

 

ベイズの定理からベイジアンネットワークへ

畑の植え付け計画と「AIひろし」

1週間ほど前に畑を耕運機で耕していただいた。
あとは畝を作るだけ。
昨年の秋の間に落ち葉などをすきこんでおいた。
今日はジャガイモと里芋の植え付け。
ジャガイモの種芋が変えなかったと言ったら、友人が持ってきてくれた。
ありがたい。
枝豆の種も植えた。今回は落花生も植えることにした。
一度にまかないで、一週間ぐらい間をおいて蒔くことにした。

畑仕事をしていると時間のたつのを忘れる。
暑くなってきたら、太陽が昇る前に作業をしよう。
朝早く目が覚めるから。

ずいぶん前にTVで「AIひろし」というので健康寿命について分析をしていた。
印象的だったのが、図書館に通っている人は健康寿命が長いということだった。
もちろん因果関係まではわからないが、関連があるということだった。
それで、どうやってその結果を導き出したのか気になって、ベイジアンネットワークを調べようと思った。
そのことを調べたサイトがないかと検索してみたらあった。

www.nhk.or.jp

新しい「白山曼荼羅」の試み

午前中久しぶりの高鷲町民センターの日、午後プチ法話
その合間に種を植えた。
結構忙しい。

町民センターでは、例の「鷲見郷・鎮守の森コミュニティ」の構想を説明した。

その構想を図式化したもの

http://hamaguri.sakura.ne.jp/tyouzenji/sumigou.pdf

 

水上さんがこれは白山曼荼羅だと言われた。
そういえば確かにそうだなあ。新しい白山曼荼羅の試みだ。

プチ法話会では「存在と時間」と浄土真宗の相似を語った。

 

『僕に方程式を教えてください 少年院の数学教室』

3年ぶりに組会があった。
今年は連研もある。
久しぶりなのに、あまり話せなかったのが残念。
入院している母と話すために面会に行った。
面会できるのはありがたい。

 

僕に方程式を教えてください 少年院の数学教室

という本がある。少年院でなぜ数学なのか興味がある。その紹介。

何歳になろうとも、人間には好奇心があり、知らないことを知ることで、もっと深く理解したいという気持ちが生まれます。

そうなれば、誰が何と言おうと、自分から分かりたいという気持ちの袋にどんどん情報を集め入れ、関連する事柄にも手を出し始めます。ここまでくれば、目の前の世界が広がるわくわく感が抑えられなくなるのではないでしょうか。子どもたちが興じる虫取りなどにも通じる気持ちと言えます。

 

www.msn.com

これは以前書いたもので、難しすぎると思ったけど、今読むとぴったりくる。

hamaguri.sakura.ne.jp

春の永代経厳修

今までお参りに来られた方たちがいろいろな理由で来られなくなった。
さみしいけど、代わりに若い方たちが随分とお参りに来られるようになった。
最年少は小学校4年生。
法話を真剣に聞いている姿を見ると、こちらも励まされる。

ありがたい。
なまんだぶ

それにしてもハイデガーの「存在と時間」は浄土真宗の教えと親和性がある。

「無限の過去から無限の未来を見通した世界。それは仏様の智慧の世界でもあります」
真宗入門より

ベイズの定理からベイジアンネットワークへ

人工知能と21世紀の資本主義』本山美彦著を読んでいる。
 読み始めたときは業界用語が多くて理解できなかったけど、少しずつ読めるようになってきた。するとビックデータの処理の原理のところで、ベイズの定理を用いるところが気になってしまった。(ところでベイズの定理って何だったけ?)

『条件付き確率(ベイズの定理)』でネットワークの重みを設定することができる。
データの因果関係を分析するために、
「因果関係の強さを、ある事象が起こった場合に、他の事象が起きる確率である『条件付き確率』の大きさから判断し、多数の事象間の因果関係をグラフで整理する。」
というアイディア。

まずはイメージを持つための動画。
(でもこれでわかるわけではない。あくまでイメージのみ。でもこのビデオの表現の仕方はどうやってやるのだろうか?)

まずベイズの定理とは?⇒【68数学 と 心理学 ~ベイズの定理の理解の仕方~】 
例えば、ベイズの定理を用いて次の問題を解いてみよう。

問題『40歳の女性が乳がんにかかる確率は1%。また、乳がん患者が、X線検査で陽性になる確率は90%である。乳がんではなかったとして、それでも検査結果が陽性になる確率は9%である。さて、あなたの検査結果が陽性と出た場合、実際に乳がんである確率は?』

(この問題の特徴は、原因(ガン)→結果(陽性)の逆の確率を求めることにある。つまり結果(陽性)から原因の確率を求めるのだ。今までこのことを意識しなかったけどこれを書いていてよくやく意識できるようになってきた。)

 ベイズの定理で求めると、0.01×0.9÷(0.01×0.9+0.99×0.09)=0.092…
なぜこうなるのだろうか。実は確率を自然頻度に置き換えるとすぐにわかる。
「10000人の女性のうち100人は乳がんで、検査で陽性と出る人は90人。乳がんではない9900人のうち891人(9%)が陽性と出る。」
次にこれを樹形図にしてみよう。(ベン図でも同じ)

           10000
         ↙     ↘
      100(乳癌)   9900(乳癌でない)      〈原因〉

     ↙   ↘        ↙    ↘
   90(陽性) 10(陰性) 891(陽性)   9009(陰性) 〈結果〉

よって、陽性のうち乳癌である条件付き確率は、
 90÷(90+891)=0.091・・・
癌である確率は9.2%ほど。(癌ではないけど陽性になる数を忘れていはいけない。)

さて、「陽性の90」を一度に計算するには、1%の90%だから、かけ算で求めることができ、0.01×0.9=0.009と一度に計算できる。(これが乗法定理)よって、

        A(である確率p)  B(である確率q)
 (AからCとなる確率a) ↘    ↙ (BからCとなる確率b)
               事象C
Aが原因である確率=pa/(pa+qb)で求まる。
つまり、A→CとB→Cのつながりの太さが計算できる。
(矢印は因果関係を示す。矢印はとても大事だ!)

「この定理を使ってネットワークを構成するのがベイジアンネットワーク。このビックデータの解析へ通じる道を探り当てたのはジューディア・パールで、人間の知識は狭く、それを補うために統計・確率的な考え方を人工知能に導入すれば、何度も推論をやり直して前よりも高い確率で現実世界に接近できるのではないかと発想しベイジアンネットワークを立ち上げたという。ただこれはあくまで過去のデータであって、そのまま未来の予測ができるわけではない。」

(ここまでは何とか進められたけど、確率の乗法定理とベイズの定理のつながりがわからない。自分の方法でつなげていくしかない。)

確率の加法定理と乗法定理について
加法定理はベン図でわかる。

(問題は乗法定理だ。これは自然頻度で導くことができた。ベイズの定理は乗法定理と条件付き確率の合わさったものだから、ベイズの定理が自然頻度で解けるのだから、乗法定理も自然頻度で解ける。)

そして、この乗法定理からベイズの定理が簡単に導ける。

ちなみにここで取り上げられている例題を自然頻度を用いて解いてみる。

【例題】3つの袋があり、次のように赤い玉と白い玉が入っています。
  袋1:赤い玉4つ、白い玉1つ
  袋2:赤い玉3つ、白い玉3つ
  袋3:赤い玉2つ、白い玉4つ
 いずれかの袋から玉を1つ取り出したところ、白い玉でした。この玉が袋2から取り出された確率はいくらでしょうか。

(この問題は今までの原因・結果という見方を使うと、結果が白玉であったことからどの袋から取り出したのかという原因の確率求める問題だ。)
 まず、袋の玉の数を同じにする。5個と6個と6個だからそれぞれ30個にすると、
白玉はそれぞれ6個、15個、20個となり、合わせて41個。
袋2は15個だから、袋2である確率は15÷41≒0.366と求まる。

 この解き方は自然頻度を使ったのだけど、あたりまえすぎてそもそも「ベイズの定理」とはどういうものかわからなくなる。先のベイズの定理の導き方も、単にP(Y|X)をP(X|Y)に変えただけだが、これはXという条件の下でYが起きる確率と、Yという条件の下でXが起きる確率だから、X(原因)→Y(結果)を、Y(結果)→X(原因)と逆転させることになる。
 その意味についてとても分かりやすい説明がこれ。

 

今度は確率モデル。
そしてここに結果から原因となる確率を求める「ベイズの定理」が使われる。

やはり具体的な例がないとわからない。この例のような因果関係を探っていくためのモデルとしてグラフに表すとわかりやすくなる。

このモデルはどういう性質を持っているのか?
そのために単純なモデルを考える。
P(x,y)=P(x∩y) (例えばxが男子であってyがA型のようなもの)

 ノードの間の関係。「観測される」というデータをどう用いるのか。
このサイトには、ベイジアンネットワークの機械学習などへの発展が示されている。

 

ところで、先の本の中に紹介されていたアラン・ケイ氏のインタビューがとても印象的で、IT(もちろんAIも)と教育の関連を考えるヒントがある。

コンピュータは人間を進化させるか
アラン・ケイ氏インタビュー

「餌を見ることができないで飢死するカエル」の例えは心に残る。
私たちはこのカエルと同じで、動いているものだけに反応するだけ。
例えば、検索して知っているつもりになっている。
コピーして学んだ気になっている。(確かにそうだ!)
自分自身で書かないかぎり学んだことにはならない。

図で表すこと

ゲーデル不完全性定理について新聞に図式化してあった。
こんなことができるんだと感心。
私も新しいことを学ぶときに図にしている。
図にするとわかったような気がする。
だけど、これは自分自身で行わなければ意味がない。

まず全体図でこの定理の意味をつかむ。
そもそもこの定理はどういう意味を持っているのか?

https://www.ctc-g.co.jp/company/about/pr/advertisement/document/math20220326.pdf

www.asahi.com