「ショック・ドクトリン」という言葉がある。
ナオミ・クラインは、「真の変革は、危機状況によってのみ可能となる」と述べるなど徹底した市場原理主義を主張したシカゴ学派 (経済学) のミルトン・フリードマンを批判、こうした主張を「ショック・ドクトリン」と呼び、現代の最も危険な思想とみなしている。
安倍政権は「集団自衛権は経済被害でも行使」と言い出した。
モーハンダース・カラムチャンド・ガーンディー著「真の独立への道」
に、イギリスの植民地からのインドの独立の方法についての対話がある。
読むと、106年前に書かれたことが、現代の私たちにも当てはまることに気がつく。
読者:(イギリス人を追い出したら)私たちは自国の旗を持ちます。
日本の様に、インドも自国の艦隊、自国の軍隊、自国の繁栄、
その時にこそ、インドは全世界に名をあげるでしょう。
編集長(ガーンディ―):
あなたは、私たちはイギリスの統治を必要とするが、イギリス人は必要としない、
トラの性質は欲しいが、トラは欲しくないというのですね。
つまり、あなたはインドをイギリスにしたいのですね。
インドがイギリスになればヒンドスターンではなくイングリスターンといわれますよ。
そして、彼はヨーロッパ文明の欠陥を具体的にあげ、その文明は非文明だと言い切る。
議員たちは考えることなしに自党に投票しますし、投票するように縛られています。
イギリスの新聞は不正直なものです。
一つのことを二つにして出します。
ある党派の新聞はそれを大きく取り上げますし、別の党派の新聞は不正直とします。
それを読む人たちは、一瞬一瞬自分の考えを変えています。
イギリス人たちがインドを支配するのはただ商売を守るためです。
イギリス人たちの軍隊と艦隊はただ商売を守るためにあるのです。
(月には金がありますか?ありません。もしあったらイギリス人たちがすでに併合しているでしょう。)
現代では「イギリス人」は様々な国の人に置き換わる。
サッティヤーグラハ(魂の力・慈悲の力)は受動的抵抗と言われています。
人間たちが自分の権利を獲得するために自分で苦痛に耐える方法として使われています。
その目的は戦争の力に反するものです。
あることが気に入らず、それをしないときに、私はサッティヤーグラハを使います。
法律順守の本当の意味はサッティヤーグラハの国民であるということです。
彼は法律を守ることも支配者の都合の良いように人民に与えられたものだという。
「~をしないと罰を与えますよ」と。
それは、正しい道とは言えないという。
法律が気に入らないのにもかかわらず、それに従うような教育は、
男らしさに反します。宗教に反します。隷属の極みです。
人間性を失わず、神のみを恐れる人は、ほかの誰をも恐れません。
不正に思える法律を順守するのは男らしくない、と人々がもし一度学べば、
どのような暴政も私たちを拘束できません。これが自治の鍵です。
多数意見を少数者が受け入れることは、神に背くもので、迷信です。
多数意見が偽りで、少数意見が正しいのです。
このような迷信はサッティヤーグラヒーだけが除去できるのです。
ところどころに出てくる男性中心主義は気になるけど、
私たちに必要なのは、「真の独立」であるということがわかってくる。