パワハラ問題

ここの所、講演に行ったり、雪かきをしたり、数学をやっていてブログを書こうという気になれなかった。

 
数学はなぜかガロア理論
行列で5次対称群を作ったら、5次交代群のことが気になり、
そして、可解群はどこから出てくるのだろうかと思ったことがきっかけ。

4年前に、正規部分群がどうして考えられたのかを、
わり算をモデルにして考察したことを覚えている。
解群ついては考えていなかったが、それがどうにも気になって仕方がないので取り組んだら、3日もかかってしまった。
教科書は可解群を天下り的に定義してから考察を進めている。
私が知りたいのはなぜ可解群をこのように定義しないといけなかったのかだ。
教科書には書いてないから自分で考えるしかない。
わかったら何でもなかったけどすっきりした。

講演は前川喜平氏の話で、政治家と官僚の関係がわかった。
そのことで、最近問題になっている「パワハラ問題」とつながると気がついた。
 
上からの命令 → 圧力をかける → 忖度するようになる → モラルハザード
  ↓  (上位下達はナチスの大事な体制維持の手法)
  ↓      ⇒「指導者原理」と「上意下達」
パワーを誇示 → パワハラ → 駒のように人を動かす → 無力感
  ↓  (自己顕示欲の強い人が陥る)
  ↓      ⇒「アイヒマン実験」 
そういう体質の人が出世する → 同じことが組織に広がる → モラルハザード
  ↓  (人事権をにぎる)→パワハラ体質の人は利用しやすい
  ↓
組織の腐敗 → (人を動かす)パワーのある人を評価するような風潮
  モラルハザード(道徳的な腐敗)

世界全体に大きな腐敗が起きているように感じる。

私たちは弱い。
意図せずしてパワハラに陥ってしまうことがある。
それに歯止めをかけるには、前川さんが言っていたように
個人の尊厳」を大事にするという一点しかない。