ブラウン管テレビを出した

30年前の大型ブラウン管のテレビを、家電リサイクルの申し込みをして、北部クリーンセンターに置きに行った。
車に積み込むだけでも二人掛で大仕事だった。
大型にしたのは本堂でカラオケなどを映してみんなに見てもらうためだったのだろう。

直接持っていった方が家電店に申し込むよりも少し安い。
メーカーへの振り込みは郵便局にある申込書で行うが、この時に振込手数料がかかる。
更にテレビを分解するところが高山にあるので、そこまでの運賃が250円ほどかかる。そして、重さを計って合計2100円ほどだったので、ホンの少し安くなる。

これまで場所をとり、映りの良くなかったテレビを運び出すことができたことで、すっきりした。(途中からコンバーターが必要になった)
しかし、あの大型のテレビを買ったときは何十年と持つだろうと思っていた。
ところがすぐにプラズマが出てきて、さらに液晶になった。
この技術の進歩はすごいと思うけれど、そのたびに古い機械が廃棄されることになる。
次から次へと新しいものに買い替え古いものは破棄される。
これは当然のことだろうか。

ロスアラモスの原爆開発のように、科学がとてつもなく大きな影響を社会に与えることもある。
古い方が良いというものもある。
そして、廃棄されたものの処分処理が大変だ。
テレビを出した後の台を分解するだけで大変だった。

大量生産大量消費の世界は限界にきている。
ではどんな生活がより豊かなのか、豊かさとは何か、見直さなければならない。