悪魔の飽食ー水食糧クライシス

麒麟の最終回を見た。
その後、NHKスペシャル・シリーズ2030②「悪魔の飽食ー水食糧クライシス」を見た。(2030年が大分岐のギリギリの年。あと10年!)

緑の革命」「バーチャルウオーター」「オガララ帯水層があと10年で枯渇する」「新たな農地を求め森林(アマゾンなど)を伐採する」ことは知っていた。

この放送で新たに知ったこと。
・「水の囲い込み」「コーヒー生産のために自給農民が農地を奪われる」
・現代の囲い込み(エンクロージャーは歴史の教科書の中だけではない)
・1/3の食糧廃棄(なぜそうなるんだ!)
・フードショック:温暖化の影響等で食糧生産が10%失われただけで食糧の高騰が起こりインフレになる。(リーマンショックの比ではない)
 そしてレバノンで今起きている。

これは今までもにグローバル・サウスで起きている。(その仕組みがまさに囲い込み)
数年前に東南アジアで日本に輸出するエビが入っている猫缶を作る労働者が、「私の一日の給料ではこの猫缶一つを買うことができない」と言っていた。

発展途上国ではそういうことが起きるんだと、他人事のように思っていた自分が恥ずかしい。
なぜそうなるのかがようやくわかってきた。
番組では「食料システムの矛盾」と指摘していたが、

それはなぜ起きるのか。(私たちが贅沢をして大量の廃棄をしているからなのか!)
しかたがないものなのか。(後進国は経済発展が遅れているからなのか!)
私たちはどうしたらいいのか。

その答えを 「人新世の資本論」は指示している。