傾聴と体験

昨日ビハーラの法話でケア施設に行って、法話と傾聴をしてきた。
他の施設も含めて年に3~4回ほど訪問をする。
この施設はリハビリも兼ねていて、手足が不自由な方が多い。
 
オリガミ六角形の俳句を紹介しようと思っていたから、
お土産として俳句の絵を描いたオリガミ六角形を作成して渡した。
片手の不自由な方もいて、次の場面を開くのが大変だった。
 
今まで子どもたちに作ったり考えたものが、お年寄りにも十分に通用するばかりでなく
効果的であるということに気がついた。
面白いものは子どもたちばかりでなく大人も面白いものだ。
子どもたちが夢中になってやるものは、自然に脳の活性化につながっている。
 
その後の傾聴とは、話をするのではなく話を聞くのだが、
話すよりも確実に聞く方がエネルギーがいる。
昔からそう感じてきたが、子どもたちの深刻な話を聞く時には、
よほど体調の良いときでないとしっかりと受けとめることが出来なかった。
聞くということは、その人の体験を引き受けることだからだ。
何か対策を考えたり、解決することではない。
その話を聞くということは、その体験を一緒に引き受けるということであり、
辛い体験を一緒に経験するということなのだ。
 
夜はキッズサンガの準備のための打ち合わせ。
オリガミ六角形を多くの人に手伝ってもらって沢山作成した。
当日は参加できないので、いろいろな方にお願いした。