孫が来て、雪の中を喜んで転げまわっていた。
お絵かき帳に「おじいちゃんいつもあそんでくれてありがとう」
とつたない字で書いてくれたのを見て、思わず涙しながら抱きしめた。
帰った後、疲れ果てて寝てしまった。
「孫は来て良し行って良し」とはよく言ったものだと思う。
薪を一日20本ぐらい燃やしている。
あれだけ苦労して切ったり割ったりしたけど、最後には灰になってしまうだけ。
雪下ろしも同じだ。
でも、それが惜しいとも無駄な努力だとも思わない。
そういうことをずっとしてきたし、これからも続けていくだろう。
「光る君へ」の最終回
道長の死の演技が素晴らしかったとつれあいが言っていた。
五色の糸にもつながっていたが、それを除いて一人で死んでいった。
が、のたうちまわりながら死んでいくのもありかなと思いながら見ていた。