朝外を見たら、雪がちらほら舞っている。
それを見て早くやらなくてはと、車庫に置いた玉木を割った。
薪を置く場所を用意したり、雪が積もっても良いようにビニールをかぶせたり。
つれあいが手伝ってくれたおかげで薪割りはすべて完了した。
やはり二人でやると仕事量は二倍になる。
薪割り機で割る時に玉木の長さがバラバラ。
それを調節する為に間に入れる木を何種類も用意したのでとても早くできた。
さらに玉木を縦にして並べ、その上に切る玉木を置いたので転がすだけで済んだ。
終わった後の車庫の掃除は大変だった。
葱を掘って保存した。
次は除雪機を動かすこと。
仕事が一段落してからビデオで保坂正康氏の最後の講義を見た。
心に残ったことがたくさんある。
氏が生涯をかけて行ってきた「聞き書き」の大事さ。
語ることでその人の人生が終了するような聞き方。
傷を負っている人の聞き書きは、伝えている時に人生の一生分を使っている。
だから、それぞれの世代が本当に経験したことを次の世代に伝え、
次の世代はまたそれを受け継いで自分自身の経験を伝えていく。
「歴史を語り継ぐというのは闘い」である。
人の記憶は自分の都合の良いように変わる。
そこには、1:1:8の法則がある。
本当の事を語る(正直な)人が1割
初めからウソを語る人が1割
記憶を美化する人が8割
私たちは戦争体験を伝えることに失敗した。
出来ることは、戦争とはどんなものか伝えていくこと。
クラウゼビッツの戦争論を乗り越える新しい戦争論を。
戦争は政治ではない! 単なる暴力だ!